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プロが伝授!リフォーム成功の秘訣~前編~

通勤・通学時間に便利な立地の家を、できるだけ安く買いたい!

そんな贅沢な希望を実現できるのが中古住宅の魅力。最近では比較的安価に住宅を買って、自分スタイルにリフォームを施す人が増えているようです。国交省の調べによると、平成21年度の中古住宅購入者のうち、1年以内にリフォームをした人(予定含む)の割合は55.6%でした。つまり購入者の半数以上は何かしらのリフォームをしていることになります。そこでリフォームを手がける(株)アーバンホームの池田さん、豊﨑さんにリフォーム成功の秘訣を伺いました。

中古住宅購入者のうち、一年以内にリフォームした人の割合(予定含む)

リフォーム前の段取りを教えてください。

まずは「リフォームにいくらかけられるか」を確認しましょう。中古住宅の場合は、総予算から家の購入費用を差し引けば、おのずとリフォーム予算が決まります。例えば総予算が3000万円で諸費用込み2700万円の家を買うなら、リフォーム予算は300万円です。
リフォームに掛けられる金額(リフォーム予算)
次にリフォームする部分の優先順位を考えましょう。リフォームはやろうと思えばキリがありません。でも予算は限られていますよね。「ココだけは絶対!」という優先順位をつけていれば予算オーバーを防げます。
その次が業者への見積もり依頼です。そのとき1社だけでは工事内容、価格ともに適正かどうかの判断ができません。複数の業者に依頼して納得できる業者を選べばいいと思います。
そしてリフォームが予算以内に収まることを確認できたら最後に家の契約です。

リフォーム費用の目安
・和式トイレを温水洗浄便座付きトイレに変更:25万円前後から(画像①)
・和室(畳)から洋室(フローリング)にリフォーム:10万円前後から(画像②)
・壁紙の張り替え:一部屋(6帖)4万円前後から・一軒(30坪)30万円前後から

リフォーム費用の目安

どのようなリフォーム業者を選べばよいのでしょうか?

リフォーム業者は大きく分けて3つのタイプがあると思います。

大手リフォーム会社(ハウスメーカー系など)

大手ですから多くの方が安心感を持たれるはずです。確かに中小に比べて、いきなり会社がなくなる可能性は低いでしょうし、保証体制もしっかりしています。それに1000万円以上もする大規模なリフォームに関しては、経験豊富で提案力もあると思います。でもその分人件費や広告費がかかっているので、費用が割高になっているのも事実です。それにお客様の希望を聞く営業担当と、工事をする職人のコミュニケーション不足もよく耳にします。「営業マンに話したことが現場に伝わっていない」といったケースです。大手の中には「営業担当者だけ自社の社員で、実際に工事をするのは近所の下請けリフォーム専門店」ということもあると聞いています。

ホームセンター

ホームセンターは元々が洗面台やシステムキッチンなど住宅設備の販売店です。ですから在庫している設備なら割安だと思います。その上、大量仕入れした商品や型落ち品であれば、信じられないくらい安く買えます。しかしそのほかの商品をカタログから選ぶといった場合は安くはないかもしれません。増して無垢材の洗面台といった造作の設備をオーダーしたら、さらに割高になるはずです。それにほとんどのホームセンターでは、リフォーム工事のできる社員はいません。大手リフォーム会社と同様、下請けの業者が工事を行います。ですから「お客様の希望がうまく職人に伝わらないのでは?」という不安がありますね。

工務店&リフォーム専門店

両方とも地域密着型の業者です。しかし会社の規模は設計士、営業、インテリアコーディネーターといった分業が出来ているところから、いわゆる「ひとり親方」として単独で事業展開しているところまで様々です。それに「水まわり専門」「請け負う工事は耐震補強がほとんど」という風に得意分野も千差万別です。とはいえ得意分野がお客様の希望するリフォーム内容とぴったり合っていれば、この工務店&リフォーム専門店ほど満足度の高い施工をしてくれる業者はいないと思います。なぜなら直接工事をする人間がお客様と打ち合わせをしますし、何か不具合があれば近所なのですぐに来られます。それに費用もある程度、融通が利く場合が多いはずです。

どのタイプの業者も一長一短ということですね。
では何を基準に業者を決定すればいいのでしょうか?

詳細な見積書例

●商品価格(税込み)
370リットルエコキュート840,000
(メーカー名+型番) 
  
●工事内容 
配管工事73,500
電源工事157,500
機器設置費用63,000
機器調整費10,500
既設機器撤去処分費用52,500
合計1,197,000

あいまいな見積書例

●商品価格(税込み)
370リットルエコキュート900,000
  
●工事内容 
設置工事一式400,000
合計1,300,000

まず過去の実績を確認してください。実は小規模なリフォーム工事を行う業者に特別な資格や免許は必要ありません。1500万円未満(消費税含む)または延床面積が150m²未満の木造住宅の建築工事と、500万円未満(消費税含む)のリフォーム工事には建設業許可は必要ないのです。つまり素人でも請け負えてしまいます。そこで今まで何棟の工事を行っているか、創業して何年になるかなどを確認していただきたいと思います。たとえば創業して10年以上たっていれば固定客ができて逃げも隠れもできません。信用に値すると思います。

次に最近の施工内容を聞いてみてください。「去年は8割がマンションのリフォームだった」といった場合は、戸建ての工事は得意でない可能性があります。希望する工事を数多くこなしている業者を探してください。数多くこなしていればその分野の知識が豊富なはずです。知識豊富な業者は、よりお客様のニーズに合った提案をしてくれます。

このようにして依頼先候補の業者を2~3社に絞り込めたら相見積もりを取ってください。見積書は単純に費用の比較ができるだけではありません。施工方法、使用する部材などを見比べる材料になります。ただ安いだけですぐに壊れるようじゃ困りますよね。ですから見積書には必ず工事内容を詳細に書いてもらいましょう。「工事一式」といったあいまいな書き方では比較が出来ません。

またリフォームには「床が数ミリ高くなる」「ドアを開けるスペースが狭くなる」といったデメリットが生ずるケースもあります。見積書の説明をする際に、このようなデメリットもきちんと話してくれる業者が良い業者だと思います。

取材・文/椎名前太
取材協力/株式会社アーバンホーム

【プロが伝授! リフォーム成功の秘訣~後編~】に続きます

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