もんじゅ:機器点検が完了 原子力機構が規制委に報告
毎日新聞 2013年09月30日 18時29分(最終更新 09月30日 18時41分)
高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)で1万個を超える機器で点検漏れがあった問題で、運営する日本原子力研究開発機構は30日、未点検だった機器の点検を完了したと原子力規制委員会に報告した。
規制委は5月、運転再開準備の禁止を命令し、未点検機器の点検作業などを指示。この命令の解除には、さらに再発防止策が確実に実行できる安全管理体制を整えることが必要で、原子力機構は今後、改善策などを規制委に報告する。
原子力機構によると点検対象の機器約4万7500個のうち、点検漏れは1万4316個。その中で、問題が発覚した昨年11月以降に未点検だったのは7346個だった。改造工事で撤去するなどした544個を除き、9月25日に未点検機器の点検を完了したという。【岡田英】