オスプレイ訓練中止を 高島、800人デモ行進
滋賀県高島市の陸上自衛隊饗庭野演習場で10月に実施される新型輸送機オスプレイ参加の日米共同訓練に反対する集会が29日、同市今津町の住吉公園一帯で開かれた。関西地方を中心に沖縄県など各地から約800人(主催者発表)が参加し、デモ行進するなどして訓練中止を求めた。
「フォーラム平和関西ブロック」と「あいば野に平和を!近畿ネットワーク」が主催。
集会では、両団体の代表が「饗庭野で今後オスプレイ使用が恒常化し、基地となる可能性も考えられる」「日米軍事一体化にノーを」などと訴えた。
オスプレイが配備された沖縄県の平和団体や、米軍Xバンドレーダーの配備計画が進む京丹後市の住民団体の代表らも駆けつけ、「沖縄の負担軽減はうそ」「京滋を軸に近畿を結んだ(軍事的)再編が図られている」などとし、連帯を呼び掛けた。
集会決議を採択した後、シュプレヒコールを上げ今津町内をデモ行進した。
共同訓練は10月7~18日の12日間行われ陸上自衛隊約150人、米海兵隊約180人が参加予定。オスプレイは16日のヘリボーン訓練で使われるほか、10日にも使用の可能性がある。
【 2013年09月29日 22時00分 】