8月の鉱工業生産は2カ月ぶり低下-経産省判断「緩やかな持ち直し」
9月30日(ブルームバーグ):8月の日本の鉱工業生産指数 は前月比で2カ月ぶりにマイナスとなった。下落率は予想を上回った。汎用(はんよう)・生産用・業務用機械工業などがマイナスとなった。先行きは上昇が見込まれており、経済産業省は「総じてみれば、生産は緩やかな持ち直しの動きがみられる」との判断を示した。
同省が30日発表した鉱工業指数速報(季節調整済み、2010年=100)によると、8月の生産指数は前月比0.7%低下の97.2となった。ブルームバーグ・ニュースによる事前調査では、エコノミストの予想中央値は同0.3%低下だった。
先行きの生産動向を示す製造工業生産予測指数は、9月が前月比5.2%上昇、10月は同2.5%上昇が見込まれている。
みずほ証券の末広徹マーケットエコノミストは事前のリポートで、前月比で2カ月ぶりの減産を予想した上で、「前月比では増産と減産を繰り返しているものの、ならしてみれば緩やかな増産基調が継続するだろう」とみていた。
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更新日時: 2013/09/30 09:06 JSTニュース一覧
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