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2011グラビアアイドル ランキング

2011.11.27 UpDated

★2011年間ランキングが決定しました!


はじめに

グラビア系アイドルの人気を客観的に評価するため、主要週刊誌11誌の表紙登場回数、及び、表紙・グラビア等での扱いを点数化し、ランキングを作成しました。

なお、当ランキングの1ポイントには、約1千万ページビュー、或いは、約2億円分の広告効果があると推測しています(2004年度)。


2011グラビアアイドル ランキング【確定版】

【総得点TOP40】

【註】得点は下記の通り付与
  ■表紙=3 ピンナップ=2 袋とじ=2
  ■グラビア巻頭or6頁以上=3、4〜5頁=2、2〜3頁=1

【Tips】ランキングの楽しみ方
一見無意味に見える数字。でも、例えば2点差なら、「あと1回表紙に登場すれば3点加算で逆転できるな」などと考えれば、好きなグラドルを応援する楽しみが増えますヨ。


【表紙登場回数BEST20】

★「登場」は雑誌総登場回数


【雑誌登場回数BEST20】

★「登場」は雑誌総登場回数


月間賞

アイドル得点アイドル得点
12AKB4848前田 敦子46
AKB4832Not yet 36
AKB4837AKB4848
Not yet 39AKB4822
AKB483810大島 優子39
AKB483711柏木 由紀42 

 


講評など

年間ランキングの講評

【1】ベストテン編
2011年を制したのは、2年連続してAKB48。年間得点と雑誌登場回数で昨年の記録を更新。しかし表紙登場回数は昨年より2減。また、昨年パーフェクトだった月間賞も、今年は5つ取り逃がした。もっとも、残りの5つも全てAKB48スピンオフなので、実質完全制覇は変わらず。
2位にはAKB序列3位の柏木由紀が11月に怒涛の捲り差しを魅せ、昨年8位から実質トップの2位に躍進。
3位には2011年度純粋グラドル ナンバーワンの吉木りさが、247位順位を上げて初のベストテン入りを3位で飾った。4位の武井咲もポスト上戸彩の期待に応え、83位上げて初のベストテン入り。なお、非AKB系でベストテンに入ったのはこの2人のみ。
5位にはAKB序列2位の大島優子が、6位には序列6位の小嶋陽菜が、8位にはSKE48トップの松井玲奈が、9位にはフレンチ・キスが、それぞれ初めてベストテン入り。序列1位で昨年2位の前田敦子は今年は7位、序列4位の篠田麻里子様は昨年の10位からワンランクアップの9位タイ。
また、今年はベストテン入りラインが80ポイントと昨年より一気に27ポイントも上昇し激戦だった。そのため、月間賞を2つも獲り、一時は総合で2位まで行ったNot yetが、最終的には11位となり、僅差でベストテンに入れないという逆サプライズも発生した。
なお、今年も昨年同様10組中6組が入れ替わる激動の一年であった。特に3年連続ベストテン入りはAKB48のみと、この2年でグラドルの新陳代謝は急速に進んだと言えよう。昨年3位だった小池里奈が95位へ、8位だった杉本有美が77位へと(特に問題はなかったのに)圏外に去ったのも予想外だった。
さらに今年は、AKB48本体とスピンオフでベストテンの8割を占めた。昨年も半分を占め、「調査史上初の快挙というか、これはもはや異常事態である」と書いたのだが、もうここまで来ると、ただ黙って現実を直視するしかない。ひでまろは今年こそ、1986年、おニャン子クラブが年間52週中36週1位を占めた時のオリコン小池聡行社長(故人)と同じ心境にいるのかもしれない。

【2】TOP40編
ベスト20では、Not yet、渡辺麻友、SKE48、松井珠理奈、NMB48のAKBグループ組が初のベスト20入りを果たした一方、板野友美はポイントを伸ばしながらもベストテン落ち。非AKB系では、逢沢りなが昨年ならベストテンに入れるポイントを挙げ17位に躍進。磯山さやか、安めぐみ、優木まおみのベテラン癒し系勢もランクインした。
ベスト30では、AKB勢が3組初ランクインしたほか、非AKB勢では、若手女優ナンバーワン(の巨乳)綾瀬はるか、活動休止まつり中の後藤真希、ベテランの山本梓、川村ゆきえなどがランクイン。JK純粋グラドルの佐山彩香も初のベスト30入り。ただ、現役女子高生グラドルの最上位が30位とは寂しい。これも時代の流れか。また、昨年4位の上戸彩は、武井咲とバーターなのか27位まで大幅後退。
TOP40では、昨年5位だった南明奈がついに32位まで後退。原幹恵も32位と、現在より一世代前のトップグラドルが今年はこのあたりにランクイン。一方で、グラビアJAPAN2010グランプリの竹富聖花や人気急上昇中の剛力彩芽など新進勢も登場。篠崎愛も復活して31位に再登場。AKB系ではきたりえ、さしこ、もっちぃがランクイン。

AKB48グループは、ベストテンに8組、ベスト20に14組、ベスト30に17組、TOP40に20組ランクインさせており、ちょうどTOP40の半分を制する形となった。斜陽化する一方の雑誌界にあってAKB48は救世主、AKBのおかげで11誌体制はなんとか維持されている、という現実。数年後、AKBバブルが弾けた時、どんな大きな反動が来るのか。大変気にかかるところである。

【3】登場回数編
表紙登場回数は、AKB48が2年連続で仏恥義理の首位。但し、昨年より2回登場回数が減っている。吉木りさは表紙初登場が6/26付と遅く、下期は頑張ったが14位止まり。これが響いて年間総合で2位を獲れなかった。
雑誌登場回数では、AKB48が更に記録を11伸ばして記録更新。単純計算で毎週必ず3誌近くに登場していたことになる。スゴイ…。吉木りさの37回は、AKB以前なら年間1位水準。

2011各誌1位

誌名アイドル誌名アイドル
週プレ  AKB48   フラッシュAKB48   
ヤンマガ AKB48   フライデーAKB48   
ヤンジャンAKB48   少年マガ フレンチ・キス
スピリッツ武井  咲少年サンデAKB48   
ポスト  武井  咲少年チャン松井 玲奈
現代   綾瀬はるか         

今年もAKB48が寡占状態だが、誌数自体は昨年の11誌中8誌から6誌に減少している。もっとも、フレンチ・キスと松井玲奈を合わせれば、AKBグループとしては変わらず8誌寡占状態である。非AKB系では、武井咲が一橋系2誌でトップ。独自路線を行く週刊現代の1位は綾瀬はるかとある意味妥当。

地区別分析

上位10人の11誌別順位分析(@=ベストテン圏外で登場)。AKB48は週刊現代を除く10誌に登場してこちらでも圧勝。ちなみに週刊現代ではメンバーソロも含めてAKB系が全く登場していない。
年代別では、AKB48が2年連続で全年代を完全制覇した。柏木由紀、武井咲、大島優子、小嶋陽菜は全年代で満遍なく強い絶頂型。武井咲は実質1年目から横綱相撲。高めの年齢が相対的に強いのが特徴で、ポスト上戸彩に向けて2012年が勝負の年。
吉木りさは青年誌と一般誌が強い典型的な新進型。しかし少年誌への露出も増え始めているので2012年は更なる伸びが期待される。篠田麻里子様も新進型。
前田敦子は、昨年の南明奈と同じく少年誌・青年誌が強く一般誌が弱い完熟型。この形は人気後退期に現れることが多いが、来年はどうなるのだろうか。
松井玲奈は少年誌と一般誌が強く青年誌が弱い典型的なベテラン型。熊田曜子やほしのあき的な分布だが、比較的新進な玲奈がこの形となったのは面白い。フレンチ・キスは少年誌が大票田の女優型分布。


制作基準について

1.調査対象
『週刊プレイボーイ』『週刊ヤングジャンプ』(集英社)、『週刊ヤングマガジン』(講談社)、『週刊ビックコミックスピリッツ』(小学館)、『週刊ポスト』(小学館)、『週刊現代』(講談社)、『FLASH』(光文社)、『FRIDAY』(講談社)、『少年マガジン』(講談社)、『少年サンデー』(小学館)、『少年チャンピオン』(秋田書店)の11誌を調査対象に選定。なお、2008年度までは、休刊した『ヤングサンデー』を加えた12誌調査だった。

2.標本選定理由
メジャーな週刊誌11誌を対象としたのは、マニアではなく一般大衆の人気度を調査するため。

3.ランク付け
表紙登場回数のみをカウントしたチャートと、扱いを点数化し累計したチャートの2種類を作成する予定。当面、表紙を最重要視するが、制作していく過程で方針が変更となる場合もありうる。

4.得点付与方法
得点は下記の通り付与。配点はオーストリア学派の限界効用説に基く。
 ■表紙=3 ピンナップ=2 袋とじ=2
 ■グラビア巻頭or6頁以上=3、4〜5頁=2、2〜3頁=1

5.集計期間
2008年度より、週間ランキングとの親和性を高めるため、集計期間を原則12月1週〜11月最終週に変更。
ちなみに2007年度以前は、各誌の年度1号〜最終号を集計対象としていたため、週間ランキングの累積と年間ランキングとの間に多少の差があった。2008年度以降は両者は一致している。

【参考】各誌プロフィール

誌名発行部数ターゲット
プレイボーイ2820〜29
ヤングマガジン81?
ヤングジャンプ7720〜29
スピリッツ2620〜29
週刊ポスト4635〜44
週刊現代5230〜39
FLASH3025〜34
FRIDAY3230〜39
少年ジャンプ288小中学生
少年マガジン157
少年サンデー68中高生
少年チャンピオン50?中高生
日本雑誌協会の公開データ(マガジンデータ2011等)より作成。
少年マガジンは読者プロフィール未公開のためターゲットは「?」。少年チャンピオンは印刷証明を取っていないので発行部数に「?」をつけた。
「少年…」が10代、「ヤング…」「プレイボーイ」が20代、「FLASH」が30前後、「現代」が30代、「ポスト」が40前後がメインターゲットと分かる。
弊社の予想と比して、プレイボーイとFLASHのターゲットは若く、ポストのターゲットはかなり高かった。
なお、発行部数の差について反映が必要かどうかは検討中。首都圏のコンビニで見る限り、無視して大丈夫と判断しているが…

【参考2】2011年度の11誌の配合比率

11誌の得点総計により配合比率を集計。ちなみに、

■少年誌16%(+3%)
■青年誌45%(+4%)
■一般誌39%(−7%)

※昨年度は一般誌比率が青年誌比率を上回ったが、今年度は青年誌が再逆転した

(2011.11.27現在)


2011.12.1 UpDated

★「15誌調査版」の2011年間ランキングを作成しました!


2011グラビアアイドル ランキング【15誌版・参考記録】

【隔週4誌総合BEST20】

調査概要
ご要望にお応えして、「ヤングチャンピオン」「ヤングアニマル」「ヤングガンガン」「漫画アクション」の隔週発行誌4誌のグラビアを対象に、11誌調査と同様の手法でランキングを作成した。

各誌の1位グラビアアイドルは下記の通り。

2011各誌1位

誌名アイドル誌名アイドル
ヤングチャンピオン篠崎  愛ヤングアニマル吉木 りさ
ヤングガンガン  フレンチ・キス漫画アクション杉原 杏璃

4誌調査の講評
11誌とはガラリと様相が変わり、AKB以前のグラドルランキングに近いイメージとなった。
トップに篠崎愛、4位に杉原杏璃、9位に中村静香など、童顔巨乳系が上位に喰い込んでいる。しかし一方で、フレンチ・キス組やSKE48は11誌調査よりこちらの方が活躍度が高いのが意外。もしかして柏木由紀は実はグラドルなのかもしれない(爆)。ベスト20中AKB系は6組と、AKB占有率は大幅に低下しているが、それでもやはり1/3近くはAKBが押さえている。


【15誌総合TOP50】

ベージュ色は11誌調査より順位を上げているグラドルです。
こちらでは、吉木りさが大差をつけて2位を確保、フレンチ・キスが柏木由紀も抜いて3位、篠崎愛が21コも順位を上げてベストテン入りなど、かなり順位が動いた。とはいえ、ベストテン陥落は篠田麻里子様おひとりだけだった。
杉原杏璃も11誌では圏外だったが16位まで大躍進。スパガ、中村静香、小池唯がTOP40入り。11誌ではもっちぃに負けていたあきちゃが、こちらでは逆転の32位。
しかし、冷静に見てみると、ベストテンのAKB比率はこちらも8割、ベスト20で65%、TOP40で45%と、15誌に拡大して合算しても、AKBのグラビア寡占状態は揺ぎ無かった。


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