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震災後初 養殖かきの出荷 岩手9月30日 13時0分
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東日本大震災からの復旧が進む岩手県大船渡市で、震災後初めてとなる生食用の養殖かきの出荷が始まりました。
かきの養殖が盛んな大船渡市では、震災による津波で被害を受けた加工施設の復旧作業が進められていて、ことしは、海水に紫外線をあてて大腸菌などを滅菌する水槽が復旧し、生で食べられる「殻付きかき」の出荷が出来るようになりました。
30日は、滅菌を終えたかきを水槽から取り出し、大きさに応じて1箱に20個から40個を詰め込む作業が行われ、震災前とほぼ同じおよそ450箱の生食用のかきが、東京の築地市場など首都圏に向けて初出荷されました。
漁業者によりますと、震災による津波で大船渡湾の防波堤が壊れ、栄養分を含んだ潮が湾内に入り込むようになったと言うことで、ことしのかきは身が引き締まり大きいものが多く出来たということです。
地元のかき養殖組合の志田秀雄組合長は「生食用のかきのほうが利益率が高いので出荷の再開が出来てうれしいです。来年、再来年とさらにいいかきがとれるようにしていきたい」と話していました。
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