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190事件の証拠などを放置で処分9月30日 21時37分
東京地方検察庁の事務官が殺人事件の捜査書類を放置していた問題で、ほかにもおよそ190の事件に関する証拠品などが適正に管理されていなかったことが分かり、東京地検はこの事務官を1か月の停職処分にしました。
この問題は東京地検で証拠品の管理を担当していた40代の男性事務官が、東京・港区で起きた殺人事件に関する捜査書類などを段ボール箱に入れたまま職場に放置していたものです。
その後の調査で、この事務官はほかにも192の事件で合わせて247点の証拠品や捜査報告書を整理しないまま私物と一緒に箱に詰めて倉庫などに放置していたことが分かりました。
事務官は30日に停職1か月の懲戒処分を受け、辞職しました。
また建造物侵入の疑いで逮捕された男性を時効が成立していることに気付かずに起訴して、53日間にわたって勾留した東京区検察庁の40代の男性検察官も減給1か月の懲戒処分を受けました。
東京地検の堺徹次席検事は「いずれの事案も誠に遺憾で深くおわびします。再発防止に努めます」とコメントしています。
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