格安航空会社(LCC)のバニラ・エア(11月1日付でエアアジア・ジャパンから社名を変更)は30日、新会社として12月20日から就航すると発表した。成田空港を拠点に沖縄、台湾など4路線を開設し、普通運賃は大手に比べて割安にする一方、定時に出発するなど運航品質も重視する。
30日の記者会見で石井知祥社長は「リゾート需要を国際線中心に取り込みたい」と話した。発表した4路線以外にも、グアムやサイパンの路線開設も今後検討する。
家族層を取り込むため4人以上の割引運賃を設定する。20キロまで手荷物を無料として、土産を多く買う旅行者などのニーズに対応する。
バニラはANAホールディングスとエアアジア(マレーシア)の合弁解消に伴い、11月1日付でANAの100%子会社として発足する。定時出発率を85%以上に高め、て2015年度の営業黒字を目指す。
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