堺市長選:橋下代表、朝日新聞の会見出席拒否
毎日新聞 2013年09月29日 21時59分(最終更新 09月30日 02時36分)
維新の会の橋下徹代表は、堺市長選の結果を受けた記者会見に朝日新聞記者が出席することを拒否したと明らかにした。橋下代表は会見で、堺市長選の投開票日直前の政党広告の掲載を、朝日新聞側に急きょ断られたことなどを理由に挙げた。
朝日新聞社広報部によると、大阪維新の会が掲載を申し込んだ大阪都構想に関する広告。朝日新聞は27日付朝刊の大阪府南部向け紙面に掲載したが、28、29の両日については掲載を見合わせる旨を、27日に広告会社を通じて維新側に伝えた。
朝日新聞社広報部は「投票日が迫った時期に、堺市長選の最大の争点に焦点を当てた広告を複数回掲載することは、投票を読者に呼びかける『選挙広告』となる恐れがあり、公正・公平の観点から掲載を見合わせた」とコメントしている。
一方、毎日新聞社は本社の広告掲載基準に基づき、同様の広告を28、29両日付朝刊の大阪府南部向け紙面に掲載した。【重石岳史】