堺市長選一夜明け:橋下氏「負けは負け。相手方は見事」
毎日新聞 2013年09月30日 11時42分(最終更新 09月30日 13時11分)
堺市長選から一夜明けた30日、大阪維新の会の橋下徹代表(大阪市長)は市役所で記者団に「負けは負け。相手方は見事だった」と話した。敗因について「大阪都構想についてきちっと説明できなかったことと、僕に対する批判、反論」と分析する一方、引き続き都構想の実現を目指す意向を示した。
都構想を巡っては、大阪府と大阪市の再編論議が進んでいるが、実現には府・市両議会の議決や住民投票で過半数の賛成が必要になる。橋下氏は「堺市民と大阪市民の判断は違う。大阪市民は僕を市長に当選させて法定協議会(の設置)まで来ている。最後は住民投票できちっと決めるのが民主主義のルールだ」と強調。堺市長選で自主投票の方針を決めた公明に対し、「住民投票までは協力してもらう」と求めた。
一方、堺市民に対しても「きちんと説明すれば理解してもらえる。周辺も含めて19区くらいのワン大阪を作るのが都構想だ」と話し、最終的には大阪市以外の自治体にも特別区設置を目指す方針を強調した。【林由紀子、村上尊一】