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大阪維新の会が看板政策の大阪都構想を掲げた堺市長選で大敗を喫した。地元・大阪では常勝だった橋下徹代表の「選挙不敗神話」は足元から崩壊。維新を軸にした再編の動きが停滞するのは確実で、国政での存在感は薄れそうだ。
トピックス「堺市長選」トピックス「大阪都構想」維新にとって今回の堺市長選は大阪都構想の実現に向けた一里塚だった。都構想に含まれる堺市の有権者の支持を得て、その勢いで2014年秋に予定する住民投票で過半数を得るシナリオだった。
ただ、厳しい選挙戦になることは、橋下氏自身も感じていた。
参院選の開票が進む7月21日夜。橋下氏自身の旧日本軍慰安婦をめぐる発言の影響で逆風だったにもかかわらず、大阪選挙区の維新候補は投票締め切り直後に当選が確実となった。大阪市内のホテルで歓喜に包まれる党幹部らをよそに、橋下氏はこう漏らした。
「自民党と民主党の票を足したらきついなあ」
維新候補はトップ当選を果たしたが、堺市内の得票を見ると両党の票を足すだけで維新を上回った。維新の松井一郎幹事長は「単純な足し算にはならんから」と楽観的だったが、橋下氏は危機感を強めた。
直後に開かれた日本維新の会執行役員会で橋下氏は「堺市長選で巻き返さないといけない」と共同代表辞任の意向を表明。周囲に取りなされてとどまったものの、それほど堺市長選に力を注ぐ考えだった。
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朝日新聞官邸クラブ