東京電力福島第一原発で高濃度汚染水を浄化する装置ALPS(アルプス)での処理が不具合で中断している問題で、東電は29日、処理タンクの内側の底に取り付けていたゴムパッドがはがれ、泥をタンクの外に出す排出口をふさいだことが不具合の原因と発表した。
トピックス「汚染水漏れ」東電によると、ゴムパッドは20センチ四方で、タンク内部に仮設のハシゴを据え付ける際、脚を固定するためにタンクの底2カ所に取りつけられた。カメラで内部を調べたところ、1カ所がはがれていたという。
仮設ハシゴ用のゴムパッドは本来、使用後に回収するはずだったが、作業員が勘違いして回収していなかったという。