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堺市長選 現職の竹山氏が当選確実
9月29日 20時12分

堺市長選 現職の竹山氏が当選確実
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大阪府と大阪市、堺市を統合し再編する「大阪都構想」の是非が最大の争点となった堺市長選挙は、29日に投票が行われ、大阪都構想に反対する無所属で現職の竹山修身氏の2回目の当選が確実になりました。

竹山氏は63歳。
大阪府の政策企画部長などを務めたあと、前回、4年前の市長選挙で初当選しました。
今回の選挙は、大阪維新の会が実現を目指す、大阪府と大阪市、堺市を統合し再編する「大阪都構想」の是非が最大の争点となり、竹山氏は、「堺市をなくしてはならない」と大阪都構想への反対を訴え、民主党の推薦や自民党の支持を得たほか、共産党や社民党も竹山氏を独自に支持しました。
そして、これらの政党の支持層のほか、いわゆる無党派層からも幅広い支持を集め、2回目の当選を確実にしました。
大阪維新の会の公認候補が、大阪府内の市長選挙で敗れるのは初めてです。

竹山氏「市民と維新の会との戦いだった」

竹山氏は「今回の選挙は、堺市民と大阪維新の会との戦いだった。広範囲な政党や団体、それに市民に支えてもらい、選挙戦を戦い、自由自治都市の堺を守ることができたのは無二の幸せだ。堺を住んでよかったまちにするために、皆さんと共に歩んでいきたい」と述べました。
また竹山氏は「堺はひとつという大義の下に、立場や信条を超えて皆さんが集まってくれた。大阪都構想はすでに破綻しかかっている。大阪維新の会とは、今後、是々非々で議論していきたい」と述べました。
一方、大阪維新の会の西林氏は、「わたし自身の力不足が大きく響くなかでこうした結果になったが、真摯(しんし)に受け止めたい。大阪都構想の中身をしっかりと描いて、そのあとに市民に判断してもらうということを十分に伝えられなかった。大阪全体が改革を進めながら発展しようとしているなかで、堺が本当に発展していけるのかと疑問を抱いて戦ったが、大きく飛躍できるチャンスを失ったのではないか。堺が衰退するのではなく、成長してもらいたい」と述べました。

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