朝日新聞など日本国内のメディアや左翼団体も、150人の動きを右傾化や排外主義の証拠であるかのように取り上げる。が、それは本当に日本人の行動なのか、韓国の国を挙げてのヘイトスピーチ、ヘイトアクションを相対化し、逆に日本の加害性を主張するための仕掛けではないかと思われて仕方ない。
近年の韓国の日本非難は常軌を逸している。旭日旗の使用を禁止し、刑事罰を科す法案まで検討されている。韓国民の知能指数の低下が心配だ。
日本はそんな動きに正面からぶつかる必要はない。「お・も・て・な・し」の精神で品性を維持しながら、第三国にしっかり日本の言い分を主張し、理解してもらう。
安倍首相は米国の講演で「ジャパン・イズ・バック」を強調した。伊勢神宮の式年遷宮に当たる今年を文字通りの「日本がよみがえる」最初の年にしたい。 =おわり
■八木秀次(やぎ・ひでつぐ) 1962年、広島県生まれ。早大法学部卒業。同大学院政治学研究科博士課程中退。国家、教育、歴史などについて保守主義の立場から幅広い言論活動を展開。第2回正論新風賞受賞。現在、高崎経済大学教授、安倍内閣が設置した教育再生実行会議委員、フジテレビジョン番組審議委員、日本教育再生機構理事長。著書に「国民の思想」(産経新聞社)、「日本を愛する者が自覚すべきこと」(PHP研究所)など多数。