四回、自己最多の18号を放ったマートン。CSでも頼みます【拡大】
(セ・リーグ、中日4-2阪神、23回戦、11勝11敗1分、29日、ナゴヤドーム)相変わらずの貧打で敗れた中で、キラリと光った。マートンの自己最多となる18号ソロが、左翼席に陣取った名古屋の虎党を沸かせた。
「1打席目(投ゴロ)は、真っすぐに遅れる部分があった。2打席目は真っすぐに合わせようと打席に入ったよ」
1点ビハインドの四回無死。カウント2-1から、山井の4球目の直球を一閃。18日の広島戦(マツダ)以来、9試合ぶりのアーチが、試合を振り出しに戻した。
さらに1-2で迎えた六回無死二塁でも、矢地から右前打を放ち、今季45度目のマルチを記録。続く鳥谷の犠飛を呼び、再び同点を演出した。
今季の安打数も「171」に伸ばし、最多安打のタイトルも目前。7月は打率・215、8月は打率・277と夏場に落ち込んだが、9月に入り打率・354。最近5試合も打率・364(22打数8安打)と好調なマートンのバットが、秋の短期決戦へ向けた虎の希望だ。(渡辺 洋次)
(紙面から)