ベンチで怖い顔の阪神・和田監督=ナゴヤドーム(撮影・中川春佳)【拡大】
(セ・リーグ、中日4-2阪神、23回戦、11勝11敗1分、29日、ナゴヤドーム)阪神が4連敗を喫した。先発メッセンジャーは粘投をみせたが、2-2の八回に制球を乱して2点の勝ち越しを許した。
阪神はメッセンジャーが今季13勝目を目指して登板。一回はわずか5球で3人を片付けた。だが0-0の二回、平田と高橋周に連打を浴びて無死一、三塁とされ、堂上剛の二ゴロ併殺の間に1点を失った。1-1の五回には、堂上剛に勝ち越しの1号ソロを浴びた。
2-2で迎えた八回、メッセンジャーは3四球で二死満塁のピンチを招いた。代打・大島の中前に抜けそうな当たりを二塁手・西岡が好捕したが、適時内野安打となり、二走・平田の好走で2者の生還を許した。試合は2点差のままゲームセット。メッセンジャーは8敗目を喫し、3位広島の猛追を受ける阪神は痛い4連敗となった。
打線は1点を追う四回、マートンが相手先発・山井の直球を左翼席へ運ぶ18号ソロで同点。1-2と勝ち越された直後の六回には、俊介とマートンの連打で無死一、三塁とし、鳥谷の右犠飛で再び追いついた。だが終盤は3イニング続けて3者凡退に終わり、リズムをつかめないまま試合を終えた。
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