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28日に放送終了したNHK連続テレビ小説「あまちゃん」。一夜明けた29日も各メディアやネットで話題が持ちきりだが、劇中、登場人物が驚いた時に使う岩手県の方言「じぇじぇ~!」が、実はロケ地から約1200キロも離れた長崎県対馬市の集落でも古くから使われていたことをご存じだろうか? 新語アナリストの亀井肇さん(70)は、年末の「新語・流行語大賞」のノミネート語に「じぇ―」をはじめとする「あまちゃん用語」が大量選出されると予想した。
アキちゃんやユイちゃんが知ったら「じぇじぇじぇ~!」と驚くに違いない。国民的人気ドラマとして、惜しまれながら終了した「あまちゃん」の象徴とも言える岩手の方言が、番組ロケ地の久慈市から実に約1200キロも離れた長崎県対馬市の集落で古くから使われていたことが判明した。
市内山間部にある峰町三根に住む永留(ながどめ)安生さん(64)は、本紙に対し「小さい頃から『じぇじぇ~! 何しとっとか~!』みたいに使っていたので、あまちゃんを見てビックリしました。それこそ『じぇじぇ~』でした」と振り返る。峰町の中でも「上地区」と呼ばれる三根集落のみで使われてきたそうで、周辺地区の住民との会話でポロッと出すと笑われた思い出もあるとか。
現在、三根には約70世帯、約150人が在住。半数ほどの住民が番組を見ていたそうで「みんな恥ずかしそうにしていました」(永留さん)。驚く時に使うのは同じだが、三根では「じぇじぇ~」と2度繰り返すケースのみで「じぇじぇじぇ~」の3度リピートの慣習はない。使われ始めた時期は不明だが、88歳の男性住民も「小さい頃から使ってたよ」と証言したようだ。
対馬で生まれて久慈に伝わったのか、逆に久慈から対馬へ伝来したのか、それともただの偶然か―。県立対馬歴史民俗資料館元館長の大森公善さん(69)は「正直分かりませんが、離島である対馬はもともと人の交流が盛んで、様々な文化が国内外から伝えられたり、出ていったりした土地であることは間違いありません」と解説する。
江戸時代には、対馬藩の家老らが徳川幕府の国書を偽造する事件「柳川一件」が発生。東北地方に流罪になった後も、対馬の人々との交流を続けた。諸説ある中、大森さんは「今、東北に『対馬』『津島』姓が多いのは当時の名残です」と話す。海女による漁が現在も行われている共通項も。永留さんは「遠く離れていますが、縁があるのはうれしいことですね」と話している。
(2013年9月30日06時03分 スポーツ報知)
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