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'13/9/30

芸備線で悪質いたずら相次ぐ




 広島市東区戸坂山根2丁目のJR芸備線戸坂―矢賀間で29日、線路内にコーン標識が置かれているのが見つかった。JR西日本広島支社によると、現場周辺の芸備線沿線で24日以降、線路内に物が置かれる被害は5件に上り、列車の運休や遅れが相次いでいる。広島県警が往来危険の疑いで調べている。

 同支社によると、29日午前5時45分ごろ、下深川発広島行き普通列車の運転士がコーン標識1個を見つけ、緊急停車した。安全確認して5分後に運行を再開したが、同8時半ごろからの広島東署による現場検証で、上下2本が運休、同2本が最大28分遅れ、約280人に影響が出た。

 沿線では矢賀駅(東区)と安芸矢口駅(安佐北区)の間の約5キロで、何者かが線路に物を置いたとみられる被害が集中する。

 24日午後1時35分ごろ、東区戸坂山根2丁目で石とヘルメット1個が見つかった。さらに25日午後1時25分ごろ、東区中山上2丁目で石が置かれていた。26日は、午前8時半ごろに安佐北区口田南2丁目でコーン標識1個、同9時45分ごろには東区矢賀5丁目で植木鉢1個があった。

 広島東署と安佐北署は往来危険容疑で捜査し、パトロールを強めている。

【写真説明】ヘルメットやコーン標識が置かれていた芸備線の線路。沿線には住宅が並ぶ(広島市東区戸坂山根2丁目)




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