2013.9.30 05:02

アリス33年ぶり野音!谷村新司「気持ちいい」

32年ぶりの野外ライブを行ったアリスの左から矢沢透、堀内孝雄、谷村新司。当時歌っていたアコースティックギターとパーカッションによる懐かしい楽曲を再現した=東京・日比谷公園

32年ぶりの野外ライブを行ったアリスの左から矢沢透、堀内孝雄、谷村新司。当時歌っていたアコースティックギターとパーカッションによる懐かしい楽曲を再現した=東京・日比谷公園【拡大】

 全国ツアーを展開中の3人組フォークグループ、アリスが29日、開場90周年を迎えた東京・日比谷野外音楽堂でコンサートを開催。円熟味を増したステージで3000人を魅了した。

 活動停止前ラスト公演となった1981年11月の東京・後楽園球場以来、32年ぶりの野外ライブで、野音に立つのも80年以来33年ぶり。谷村新司(64)は「見上げると木々が見えて気持ちがいい」と笑顔。堀内孝雄(63)は初めて立った74年を振り返り、「(リハーサル中に)長男が生まれたんだよね。39年前“サンキュー”です!」と決めゼリフで懐かしんだ。

 ステージは野音仕様で当時歌った「愛の光」など、バックコーラスなしの3人だけで歌唱する初期の8曲を連続披露。アンコールでは再結成のきっかけとなった「明日への讃歌」を9年ぶりに歌うなど27曲と軽快なトークでファンを喜ばせた。

 ツアー最終日となる11月2日以降の活動は未定。7年後の東京五輪や野音100周年での出演が話題に上ると、矢沢透(64)が「生きていればね」と突っ込み、笑わせた。

(紙面から)