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中国 上海に自由貿易試験区を設立
9月29日 18時19分

中国 上海に自由貿易試験区を設立
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中国政府は29日、経済の中心都市上海に貿易や金融などの規制を大幅に緩和する自由貿易試験区を設立し、中国経済の先行きが懸念されるなか、今後の経済改革の試金石として注目されます。

自由貿易試験区に指定されたのは上海郊外の4つの地域およそ29平方キロメートルで、29日除幕式が行われました。
この中で、高虎城商務相は「自由貿易試験区の設立はグローバル経済の発展の流れに順応し、積極的に対外開放を進める重大な出来事だ」とあいさつしました。
試験区内では、通関業務が簡素化されるほか、国外との資本の取り引きなど金融分野での規制が緩和されることになっています。
また外資系企業に対しては、中国国内で禁止されているゲーム機の販売を認めたり、医療機関の設置を許可したりと、サービス分野でも開放が進められることになっています。
試験区の設置の背景には、輸出の伸びが鈍り外国からの投資も低迷するなど、中国経済の先行きに対する懸念が広がっていることのほか、TPP=環太平洋パートナーシップ協定などで国際的に貿易自由化の流れが進むなか、取り残されたくないという思惑があるものとみられます。
中国政府としては、今後、各地にこうした経済特区を広めていきたい考えで、国内に慎重論もあるなか、試験区が経済効果を挙げられるのかどうか、今後の経済改革の試金石として注目されます。
            

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