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最終更新:2013年9月24日(火) 17時17分

2010年の中国漁船衝突事件、船長釈放に“政治判断”

 2010年に沖縄県の尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船に中国漁船が衝突した事件で、当時の民主党政権が法務・検察当局に対して中国漁船の船長を釈放するように水面下で働きかけていたことが関係者の話で明らかになりました。

 中国漁船の船長は公務執行妨害の疑いで海上保安庁に逮捕されましたが、その後、那覇地検が処分保留で釈放しました。関係者によると、事件発生当初、当時の民主党政権は国内法に基づいて司法手続きを進める予定でしたが、その後、中国との外交上の関係を配慮する方針に転換し、船長の釈放を水面下で法務・検察当局に働きかけたということです。

 当時、民主党政権は、検察当局が独自の判断で釈放した、として政府が政治判断で釈放させたことを否定していました。(24日16:27)

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