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仙台市 可燃物のがれき処理終わる9月29日 15時56分
仙台市では東日本大震災で発生したがれきのうち、可燃物のがれきの処理が目標を上回るペースで、29日終了することになり、市内の仮設の焼却施設で記念の式典が開かれました。
仙台市若林区にある焼却施設で開かれた記念式典では、市の担当者から処理を行ってきた事業者に感謝状が手渡されたあと、残り50トンのがれきが重機で焼却炉に投入されました。
仙台市は沿岸部に建設した仮設の焼却施設で、市内で出た21万トンの可燃物のがれきのほか石巻市などで出たがれきの一部も受け入れて、年内の終了を目指して処理を進めてきました。
こうしたなか、石巻市の処理能力が上がるなどして、がれきの量が当初より大幅に減ったことから29日、すべての可燃がれきの処理が終了することになりました。
仙台市震災廃棄物対策室の遠藤守也室長は、「きょうは市にとっても待ちに待った日で、また一歩仙台市の復興が進んだと思っている。焼却炉の解体など現状回復を急いで、次の段階へ進めるよう努力したい」と話していました。
仙台市は、コンクリート片など不燃物の埋め立てや津波で出た土砂のリサイクルなど残った処理をことしいっぱいで終了させたうえで、仮設の焼却施設などを撤去し今年度中には土地を元の状態に戻したいとしています。
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