報告 今年もアジア・アフリカ支援米を送る。39000㎏をカンボジアとマリへ
平和フォーラムは毎年、全国でアジア・アフリカ支援米を作付けして、アフリカ・マリ共和国やカンボジアに送る「アジア・アフリカ支援米運動」を行っています。このうち、4月16日に、カンボジアに向けて21134キロのお米が送られました。また、マリ共和国へは12月から3月にかけて17745キロを送っており、総計で38879キロが送付されました。
このうち、カンボジアへの支援米は横浜港近くの倉庫に集められました。それぞれの米袋には、作付け団体や学校名などとともに、写真や子どもたちが描いた画が貼られているものも多く、中には「おいしいお米です。いっぱい食べて元気になってください」などの添え書きや英語などでのメッセージも見られました。(写真左は倉庫から積み出されるカンボジアへの支援米)
カンボジアでは国連世界食糧計画(WFP)を経て、プノンペンにある孤児などが学ぶ教育施設に送られます。WFPカンボジア事務所では「カンボジアの40%の子どもは食料不足の中にあります。支援米はこの施設に学ぶ約2000人の生徒の1年間の朝食に使われます」と、感謝の言葉を寄せています。支援米は5月上旬にカンボジア現地に到着する予定です。
また、アフリカ・マリ共和国への支援を続けている、民間ボランティア組織「マザーランド・アカデミー」(命の等しさ尊さを行動で子ども達に伝える母の会)代表の村上章子さんは「支援米の配布地区では、定住が進み、田んぼを新たに耕しはじめている」と意義を語り、「現地では日本の震災のことを心配しています。それを乗り越えて支援してくれるみなさんの協力に感謝したい」と述べました。マリへの支援米は現地到着まで2ヵ月近くかかる予定です。(写真右は送付の準備をするマザーランドアカデミーのみなさん)
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