トップページ文化・エンタメニュース一覧「あまちゃん」最終回を見る会
ニュース詳細

「あまちゃん」最終回を見る会
9月28日 12時58分

「あまちゃん」最終回を見る会
K10048825911_1309281806_1309281820.mp4

28日で最終回を迎えた連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地になった岩手県久慈市で「最終回を見る会」が開かれ、市民や観光客などが名残を惜みました。

この催しは久慈市観光物産協会が開き、大型スクリーンが用意された道の駅「やませ土風館」には、市民や全国各地から集まった観光客およそ120人が集まりました。
午前8時、「あまちゃん」の最終回の放送が始まると、会場に集まった人たちは食い入るように画面に見入りました。
そして、最後に「おしまい」の文字がでると大きな拍手が沸き起こっていました。
広島県から来たという男性は、「最終回は久慈で見ようと思って来ました。番組が終わってしまってさみしいです」と話していました。
自分で描いた主人公のアキの絵を持って会場を訪れた地元の女性は、「見られなくなるのは残念ですが、あまちゃんで久慈の街が活性化したし、私も元気になれました」と話していました。
久慈市によりますと、ことし4月に「あまちゃん」の放送が始まってから、先月末までに久慈市を訪れた観光客は、去年の2倍のおよそ84万人に上ったということで、市では、この「あまちゃん」効果を持続させていきたいとしています。

高校生海女クラブは

岩手県久慈市で開かれた、連続テレビ小説、「あまちゃん」の最終回を見る会では、地元の高校生海女クラブのメンバーが司会を担当しました。
県立久慈東高校2年の中川沙耶さん(17)は、最終回の放送が終わると、仲間のメンバーとともにあまちゃんで「袖ヶ浜」として登場した小袖海岸に向かいました。
中川さんら高校生海女クラブのメンバーは、あまちゃんのエキストラとして出演しました。
高校生海女クラブでは7月から9月の週末、この海岸で、素もぐり漁の実演をしていて、海女クラブ2年目の中川さんも実演に参加する予定でした。
ただ、28日はあいにく波が高く、高校生の素もぐり漁は中止になりました。
素もぐり漁はドラマの最終回の日で、海岸には多くの観光客が訪れていたため、午前の1度だけ、2人の海女が実演し、波に苦労しながらも海中からウニを取り、観客から拍手が贈られていました。
中川さんは窓口での観光客への案内や、土産物の販売を担当し、「海女の手ぬぐいいかがですか?」などと観光客に大きな声をかけていました。
また、観光客から写真を一緒に撮ってくださいと声をかけられると、笑顔で応じたりしていました。
中川さんたち高校生海女クラブの素潜り漁は、今シーズンは29日で終わるということで、中川さんは、「あまちゃんの効果で大勢の観光客が訪れて励ましてくれたので、去年よりももっと頑張ろうという気持ちになりました。これだけ注目されたことは今までなく、いい経験をさせてもらいました。その経験を活かして人と関わる仕事につきたいと思うようになったので、介護や保育の勉強をしていきたい」と話していました。

[関連ニュース]
k10014882591000.html

[関連ニュース]

  自動検索

このページの先頭へ