東日本大震災:福島第1原発事故 野田市内100カ所、放射性濃度調査 市民団体が土壌分析 /千葉
毎日新聞 2013年09月25日 地方版
野田市の市民団体「放射能汚染から子どもたちを守る会・野田」が24日、市内の土壌に含まれていた放射性物質濃度の調査結果をまとめ、発表した。調査は同会が100カ所以上で独自に行ったもので、同会によると、最も高かったのは1平方メートル当たり12万1892ベクレルだった。
調査は3〜8月に実施。市内を1キロ四方に区切り、1枠の中にある除染されていない空き地などで、地表から5センチまでの土砂を採取した。測定は茨城県の常総生活協同組合(本部・守谷市)が行い、計測した実測値と、同生協が実測値から半減期を逆算し、福島第1原発事故直後の放出時に換算した濃度をまとめた。
放出時の換算値では、市内南部の20カ所で放射線管理区域の基準値(1平方メートル当たり4万ベクレル)を超えていたとしている。【橋口正】