東京電力福島第1原発で、汚染水から放射性物質を除去する装置「ALPS(多核種除去装置)」に不具合が見つかった問題で、ALPSのタンクの中に、はしごを固定するゴムパッドが詰まっていたことがわかった。ALPSのタンクの中で見つかったのは、厚さ3mm、20cm四方のゴムパッドで、配管部分に詰まっていたという。このゴムパッドは、仮設のはしごを固定するためのもので、作業後、回収し忘れた可能性があるという。ALPSは、汚染水から大半の放射性物質を除去する装置で、試験運転を再開した27日、放射性廃棄物の出る量が少ないなどの不具合が見つかり、汚染水の処理がストップしている。
Copyright ©Fuji News Network. All rights reserved.