押し出し四球を与えた久保田【拡大】
クライマックスシリーズ(CS)を見すえ、投手の酷使はできない状況だ。和田監督は久保田の続投に「ベンチにいる投手はおととい(26日)にかなり球数を放っているから、誰かが2イニングいかないといけない中での選択」と説明。ベンチにいたのは抑えの福原と、久保、松田。福原は別にして26日に久保は3回38球を投げ、松田は1回1/3ながら43球を投げていた。
ベンチの狙いがそうだったとしても、あまりにも…。同じパターンが繰り返される。
CS仕様の戦いをしながらも、まだ2位が確定しているわけではない。広島には4差に詰め寄られた。いずれにせよ同パターンでの“負け癖”をつけたままCSに入るのは、避けたいところなのだが…。(渡辺 洋次)
阪神・最近の中継ぎ陣イニングまたぎ暗転アラカルト
★9月17日・広島戦(マツダ) 先発メッセンジャーが7回1失点と好投。1-1の同点まま久保にバトンタッチ。八回は1安打2四球を許しながらも無失点で乗り切ったが、九回に先頭石原に本塁打を浴び、サヨナラ負け
★同25日・DeNA戦(甲子園) 先発スタンリッジが6回1失点で降板。1-1の同点の七回からボイヤーが登板。七回は3者連続三振に抑えたが、2イニング目の八回に多村に3ランを浴び、2-4で敗れた
★同26日のDeNA戦(甲子園) 先発白仁田が2回2失点で降板も三回にチームは逆転。3番手久保田が1回2失点で4-4の同点とされ、4番手松田は七回を無失点に抑えたが、八回に先頭の梶谷に被弾。その後、ブランコ、多村にも安打を許し降板。4-6で逆転負けした。
(紙面から)