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【大リーグ】

青木、今季もブルワーズ 筆頭オーナーが再契約示唆

2013年9月29日 紙面から

◇ブルワーズ4−2メッツ

 残留決定御礼は先頭打者アーチ!! ブルワーズの青木宣親外野手(31)は27日(日本時間28日)、敵地ニューヨークでのメッツ戦に1番右翼で先発し、1回に今季初、メジャー2本目の先頭打者アーチ。来季の選択権行使(青木のブ軍残留)を明言したアタナシオ筆頭オーナーへの御礼弾となった。「すごくうれしい。ブルワーズに認められたかなと感じる。もっと飛躍したい」と青木。この日は4打数2安打で今季50度目のマルチ安打とし、今季170安打もナ・リーグ10位と再びトップ10入りした。

 存在価値を評価してくれたブルワーズに最高の形で御礼をした。

 1回、カウント2−1からの4球目。内角低めに食い込む88マイル(約142キロ)のカットボールをすくい上げた打球は、ニューヨークの夜空を切り裂き、弾丸ライナーで右翼席に突き刺さった。ベースを一周して本塁を踏んだ青木は、次打者ジェネットに両手を合わせて日本式のお辞儀をすると、破顔一笑した。

 「久しぶりだったし、気持ち良かった。弾道が低かったから、入るかなと思いながら走った」。共同電などによれば、8月19日以来の今季8号が先頭打者アーチだった青木は満面の笑みだった。

 試合前、アタナシオ筆頭オーナーは年俸150万ドル(約1億5000万円)ベースの来季選択権を「間違いなく行使する。たとえシーズン終了まで(3試合)無安打でも契約する」と明言。これを伝え聞いた青木も「すごくうれしい。ブルワーズに認められたかなと感じる。もっと飛躍したい」と目を輝かせた。

 残留は当然とも言えるメジャー2年目の活躍だった。打率2割8分9厘、出塁率は「1番打者の合格点」とされる3割5分を上回る3割5分8厘。来季年俸150万ドルは、大リーガーの平均約340万ドルの半分以下という“超お買い得”で、球団公式サイトも「コストパフォーマンスを考えれば、選択権の行使は簡単な選択だ」と報じた。

 この日は3回も右前安打を放ち、今季50度目の複数安打。今季170安打はリーグ10位となった。20日に同僚マルドナドのバットを借りて以来、8戦で33打数15安打(打率4割5分5厘)。自身のよりも全体的に太めのバットで感触をつかんだという青木は「いい形でシーズンが終えられそう」と手応えを語った。

 メジャー3年目の来季こそ、目標の打率3割とシーズン200安打を達成するためにも、最高の状態のまま今季のゴールテープを切る。

 

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