中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

阪神もCSへ不安 またリリーフが…

2013年9月29日 紙面から

ふがいない試合内容にベンチで厳しい表情の阪神・和田監督(飯室逸平撮影)

写真

◇中日4−3阪神

 同点の9回、中日は松井雅が押し出し四球を選び、サヨナラ勝ちした。3番手の田島が5勝目。阪神は1−3の8回無死満塁から2者連続の押し出し四球で追いついたが、勝ち越し打が出ず3連敗。先発の藤浪は5イニング2失点。

 またしても同じ光景が繰り返された。8回からマウンドに上がった久保田が9回も続投したが痛恨の満塁押し出し四球でサヨナラ負け。25日のボイヤー、26日の松田に続き、3試合連続で中継ぎ投手が2イニング目に突如崩れて敗戦投手に。結果的に3試合連続で「イニングまたぎ」の失敗となった。

 「ベンチにいる投手は一昨日(6投手を注ぎ込んだ26日のDeNA戦)、かなりの球数を放っているから。誰かが2回いかないと、という中の選択肢」。坂井オーナー観戦の御前試合で、最悪な負け方を喫した和田監督は苦渋の表情を見せた。久保田は「しっかり抑えなければいけなかったです」と責任を一身に背負った。

 一般的に負担が掛かるとされる中継ぎ投手のイニングをまたいだ起用だが、背に腹は代えられないのが今の和田阪神。1度は同点に追い付いた8回に、なお無死満塁から勝ち越せない打線と相まって悪循環が続いている。

 これで8月25日に最大「17」あった貯金が、わずか1カ月ほどで「5」まで目減りした。広島とのCSファーストステージまで残り7試合。目を疑いたくなる失速ぶりは、緊急事態と言っても過言ではない。 (中谷秀樹)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ