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【プロ野球】

菅野、7失点KO CSへ不安

2013年9月29日 紙面から

DeNA−巨人 4回裏無死、ブランコの打球を体に受けた巨人・菅野=横浜スタジアムで

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◇DeNA7−2巨人

 DeNAの井納がプロ初完投で5勝目を挙げた。変化球の制球が良く、4安打2失点だった。打線は4回に荒波の3点二塁打や梶谷の2ランなどで7点を挙げた。巨人は菅野が4回途中で自己ワーストタイの7失点で6敗目を喫した。

 タイトル奪取に望みをつなぐため、負けられない一戦。だが巨人・菅野を待ち受けていたのは無残な結果だった。自己ワーストとなる7失点KOで、4回途中にマウンドを譲った。

 3回までは無失点だったが、アクシデントで暗転した。4回、先頭ブランコの打球がワンバウンドして右膝に当たり、内野安打に。ここから制球を乱し、1死満塁から鶴岡の三ゴロ併殺崩れの間に先制点を献上。2死一、三塁後、投手の井納にスライダーを中前適時打され、梶谷には15号2ランを浴びた。

 わずか2/3イニングで7失点。打球の当たった影響について「ないです。言い訳はしたくない」と気丈に話したが、微妙に歯車は狂っていった。「ピッチャーに打たれたのがすべて。これがCSじゃなくてよかった」。川口投手総合コーチは「勝負弱いよ。勝負師として、こうすれば流れを断てるということを考えていない」と厳しかった。

 次回登板は今季最終戦となる10月8日のヤクルト戦。現状13勝で、ハーラートップ15勝を挙げている広島・前田健、ヤクルト・小川には追いつけない。小川と一騎打ちの様相だった新人王のタイトル奪取も、厳しくなった。

 菅野とともにCSでの先発が確実な内海、杉内も前回登板でKOされており、今は2軍で再調整中。まだ時間があるとはいえ、短期決戦を前に先発陣が不安だ。 

  (古宮正崇)

 

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