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国際
日本との関係強化 米印首脳が一致
2013.9.28 21:31
[アジア・オセアニア]
【ニューデリー=岩田智雄】国連総会に出席するため訪米したインドのシン首相は27日、ワシントンでオバマ米大統領と会談し、アジア太平洋に軍事力の重心を移す「リバランス(軍事力の再均衡)」を柱とした米国の新国防戦略とインドのルック・イースト政策を調和させるため、両国が日本との関係を強化していくことで一致した。
インド外務省が発表した共同声明によると、両首脳は「アジア太平洋諸国といっそう緊密に協力したい」と表明、相手先としてまず日本を挙げ、この後、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)に言及した。
さらに、「日米印の3カ国協議の仕組みなどを確立」しながら、「海洋の安全保障や天然資源の保護など横断的な問題で対等な関係を深化させるために、両国の協議をインド洋地域に関する対話などに拡大させていく」ことで合意した。
両首脳はまた、インド西部グジャラート州での原発建設で東芝傘下の米ウェスチングハウス・エレクトリックがインド原子力発電公社と仮契約に調印したことを明らかにした。2008年の米印原子力協定の調印以来、契約は初めて。声明は、インドで原発開発を目指すGE日立ニュークリア・エナジーにも必要な作業を急ぐよう求めた。
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