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富岡「戻らない」46% 原発安全性不安視か 復興庁調査

 福島第1原発事故で全町避難が続く福島県富岡町の住民の46.2%が町に戻らないと考えていることが27日、復興庁の意向調査で分かった。昨年12月の前回調査時より6.2ポイント増え、住民の帰還意思の低下が浮き彫りになった。
 「戻らない」と答えた人は、世代別に30代が60.4%で最多。10〜20代が59.2%、40代が57.0%と続き、比較的若い世代の消極性が目立った。50代は47.5%、60代は45.0%、70代以上は33.7%だった。
 戻らない理由(複数回答)は「放射線量が低下せず不安」(67.7%)「原発の安全性に不安」(67.3%)「商業施設が復旧しそうにない」(65.5%)などだった。「戻りたい」と回答した人は12.0%で前回より3.6ポイント下がった。町は「復興の先行きが見通せず、帰れないと判断した町民が増えたのではないか」とみている。
 調査は8月、全7151世帯を対象に実施し、54.1%の3866世帯から回答を得た。


2013年09月28日土曜日


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