読売新聞 9月27日(金)21時16分配信
みずほ銀行が、信販会社を通じた暴力団員らへの約2億円の融資を放置していたことは、同行の内部管理体制の甘さを浮き彫りにした。
過去2度にわたるシステム障害などで信頼回復の途上にあったみずほには、大きな痛手となりそうだ。
問題となったのは、信販会社が仲介する「提携ローン」での融資だ。主に個人が車や宝飾品などを買う際に利用するローンで、信販会社が銀行にかわって顧客を審査する。審査に問題がなければ、銀行が信販会社を通じて融資する。
通常、金融機関は、暴力団員らに関する独自のデータベースを持ち、新規の取引先に問題がないか審査する。データベースは行政からの情報や新聞などを参考に更新するという。
銀行の方が信販会社より厳格な基準でデータベースを作成している場合が多いため、銀行が信販会社の審査後にチェックし、暴力団関係者に当たると判断されるケースは少なくない。
最終更新:9月27日(金)21時16分