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【社会】

倍返し饅頭倍ヒットだ 石川のメーカー 1カ月で5万箱

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 今月二十二日に最終回を迎えた連続ドラマ「半沢直樹」(TBS系)の大ヒットを受け、主人公・半沢の決めぜりふを焼き付けた「倍返し饅頭(まんじゅう)」が人気だ。製造する石川県能美市の菓子メーカー「長豊(ちょうほう)製菓」は工場の稼働時間を延長して対応。得田恭平工場長(41)は「九月の売り上げは前年同月の『倍』になりました」と喜んでいる。

 TBSが取引のあった長豊製菓のグループ会社に製造を持ちかけ実現。こしあん入りで、中央に「倍返し」の焼き印が目立つ。包装紙には、半沢が東京中央銀行大阪西支店の融資課長だったときの名刺をデザインした。

 八月十三日に初出荷した千二百箱は、すぐ完売。製造ラインの稼働時間を四時間延長し、従業員七人が交代で一日二千〜二千四百箱を作っている。

 「年間二万箱売れればヒット」と土産菓子業界で言われる中、今月二十四日までの累計出荷数は一カ月半で五万一千九百六十箱を記録した。

 ドラマは終了したが、十月十一日までは製造する予定。東京・赤坂や東京駅などのTBSストアや、ネットなどで販売。九個入り八百四十円。 (世古紘子)

 

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