“熱愛”前田敦子、梨園入りへ多くのハードル…　尾上松也と交際７カ月

女優宣言した前田だが、まさかの梨園入りとなるか（写真：夕刊フジ）

　久々のビッグカップル誕生というべきか。熱愛が発覚した元ＡＫＢ４８の女優、前田敦子（２２）と歌舞伎俳優の尾上松也（２８）は、国民的アイドルと期待の若手歌舞伎俳優という芸能界王道の組み合わせ。果たして２人はどこまで恋愛道を共演できるのか。

　関係者によると２月ごろから急接近し、交際は約７カ月。家族公認の交際という。前田の所属事務所は「プライベートは本人に任せている」と否定せず、松也の所属事務所は「交際していることは把握している」と肯定した。

　前田は昨年９月のＡＫＢ卒業直後に俳優、佐藤健（２４）と深夜、一緒にいたところを週刊誌に報じられたが、「このときは前田の失恋で終わった」（芸能事務所関係者）。その後、映画やドラマと出演が相次ぎ、念願の女優業は順調だ。一方の松也は、歌舞伎界のニュープリンスとして次代を背負う１人と期待されてきた。明治座の「十一月花形歌舞伎」にも出演するが、そろそろ歌舞伎ファン以外にも知名度がほしいところ。米倉涼子ら多くの女優と話題になって知名度を上げてきた市川海老蔵（３５）はブログで「大丈夫かね　相手は国民的アイドルでしょ」と率直に書き込んだが、松也にとってこれほど大きなアピールの機会はない。前田にもメリットがあるというのは番組制作会社スタッフだ。

　「ＮＨＫの木曜時代劇『あさきゆめみし』に出演して本格派女優のステップを上ろうとしてはいるが、初回の視聴率は５・８％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）と苦戦。演技が時代劇慣れしていない。伝統芸能の俳優と付き合えば、芝居を磨く機会も増える」

　前田と松也、お互い、メリットには事欠かない交際のようだ。

　熱愛関係がさらに発展すれば前田が“梨園の妻”となる可能性も出てくる。尾上菊五郎（７０）と富司純子（６７）、中村橋之助（４８）と三田寛子（４７）、海老蔵と小林麻央（３１）、中村勘九郎（３１）と前田愛（２９）など、梨園の妻に落ち着いている女優やタレントは珍しくない。

　「女性タレントが歌舞伎俳優に魅せられる、あるいは簡単に身をあずけてしまうのは、歌舞伎界は普通の芸能界と違って一生、安定稼業だから。名門、一門筋でも年収の差こそあれ、普通の芸能人のような浮き沈みはあまりない。それゆえ、日本の伝統芸というステータスがある歌舞伎俳優に嫁ぎたいと思う」（梨園関係者）

　では、梨園入りにあたって前田に立ちはだかるハードルは何か。先の梨園関係者によると、「役者の妻に一時的にせよ徹せられるか」「後継者（男児）を産むまで子作りに励めるか」が最優先で、さらに「タニマチやごひいきさんに気配り、付き合いができるか。和服のセンス、言葉づかいにも注文をつけられる」「梨園は役者間の格差が厳然としているので、夫より上位の役者の妻にはへりくだらなければならない」「夫の浮気は芸のこやしと見過ごすことができるか」も重要という。

　「うまくいっている夫婦はいずれも後継者がいるが、そうなるまでは派手な活動を避けてきた。逆に失敗したケースでは、（坂東）三津五郎の場合、八十助時代に結婚した元タカラジェンヌ・寿ひずるとは後継者の坂東巳之助を授かりながら、ごひいき筋との関係もあって破局に追い込まれたといわれている」（先の梨園関係者）

　日本のポップカルチャーを先導してきたＡＫＢ４８育ちの前田と、伝統芸能に生きる松也。２人は交際で何をどれだけ生み出せるのか。