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福島沖のタコ 築地で取り引き9月28日 17時22分
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東京電力福島第一原子力発電所の汚染水問題のあと一時中断していた、福島県沖での試験的な漁が再開され、水揚げされたタコが東京の築地市場でおよそ1か月半ぶりに取り引きされました。
東京・築地市場には、今月25日に福島県沖で再開した試験的な漁で水揚げされた「ミズダコ」およそ50キロが入荷し、28日未明取り引きが行われました。
このミズダコは地元の漁協の検査で放射性物質は検出されず、仲卸業者たちは検査の証明書を確認したうえで、タコの色合いや新鮮さを見極めて買い求めていました。
28日は1キロ当たり1200円と、汚染水問題が発覚する前と同じ程度の値が付き、30分ほどですべて売り切れました。
仕入れした卸業者の石原隆之さんは、「いいタコが戻ってきたなとほっとしています。どんどん売り込んで、福島のタコのシェアを回復させていきたい」と話していました。
仲卸業者の小野塚通さんは「復興の力になりたくて購入しました。ものはしっかりしているし、安全が確認されたタコを一生懸命売り込みたい」と話していました。
このタコは関東各地の鮮魚店などの店頭に並べられたということです。
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