原爆:東京都が犠牲者「追悼のつどい」 29日、葛飾で
2013年09月28日
広島、長崎への原爆投下で犠牲になった人の「追悼のつどい」が29日午後2時〜3時半、テクノプラザかつしか(東京都葛飾区青戸7)で開かれる。昨年までは都内在住の原爆被爆者らで作る「東友会」が実施していたが、今年から都の主催になった。被爆者以外の当日参加も受け付けている。
つどいでは遺族代表の献花、被爆者と被爆2世の計4人が「母と子」をテーマに亡くなった被爆者の証言を映像を交えながら読み上げる企画などのほか、参加者間の交流会もある。また、都内の寺院から昨年移設された原爆犠牲者の慰霊碑が会場近くの区立青戸平和公園にあり、追悼することができる。
東友会によると、東京の被爆者は3月末現在で6476人。高齢化が進み、平均年齢は77・7歳になった。同会は「転居などで連絡が取れなくなった遺族も多い。一般の都民を含めて多くの方に参列してほしい」と話している。【竹内良和】