独立党、秋の工作員祭り
2010年12月2日 3件のコメント
独立党より小吹伸一氏が脱退した。
独立党のNo.2とも言われていた人物である。
かつて5人の幹部+αの党員が脱退した理由は、「独立党運営方針に口出ししたこと」や「荒田教授の研究発表の場であったことを一部意図的に報告しなかったこと」、「小吹伸一氏の罷免を要求したこと」をきっかけとしてリチャード氏に工作員認定されたためである。
この2008年に起きた事件の時にここまで庇われていた小吹氏であったが、今回元幹部ら5人と同様に工作員疑惑をかけられた挙句の脱退である。
■はじまり
きっかけは小沢議員に関する署名活動とそれに続くデモ運動。
10月9日に行われた署名活動は「小沢一郎議員の民主党議員としての地位保全を求める署名」で、起訴議決が出た後の小沢一郎の立場を擁護する目的のものらしい。
この署名に何名集まったら意味があるのか不明だが、一つの意志表明の価値くらいはあるのかもしれない。
そしてその後10月24日には「検察・検審を糾弾するデモ」に参加し、周囲にも参加を呼び掛けたという。
問題視されたのはこの呼びかけだという、少なくとも最初はそうであった。
小吹氏が主に記事の更新を行っていた「独立党ブログ」にて、運動への参加を呼び掛けたのである。
この呼びかけ以前には、独立党の事務所を署名運動の事務局として使いたいという申し出をし、その際にリチャード氏は「個人の資格で参加するように」と断ったという。
しかしその後、独立党ブログで小吹氏が参加を呼び掛けたことで、何人かのブログの読者が独立党公認だと誤解してしまったのだそうな。
……と、ここまでであったら小吹氏から独立党ブログで発言する権限を剥奪するなどの処分で済みそうなものであるが、それでは済まなかった。
■嫌疑
10月9日の署名運動を企画した岡本啓一氏をリチャード氏が問題視したのである。
彼がMixiに参加するさいに彼を招待した人物が「反ロスチャイルド同盟」の代表者と親しい。また岡村氏は反ロスチャイルド同盟にかかわったことがある
→反ロスチャイルド同盟は政府発行紙幣を主張している
→自民党清和会の主張と同じ
→つまり統一教会。
と、ちょっとよくわからない「つまり」で(反ロス→清和会も強引だが)、岡村氏は「怪しい人物」とみなされ、署名やデモなどの小沢氏擁護運動も謀略と断定されてしまった。
ではどういう謀略なのか?
まず署名運動。
これは小沢一郎氏を擁護しようという考えの人々の個人情報を集めるためだという。
しかし、都内で3日間程度行われた署名運動に参加できる人間というのはごく限られた範囲でしかない。
署名運動を全国に呼び掛けるでもなしに街頭でちまちま署名を集めるくらいなら、独立党の会員情報のコピーでもとった方がはるかに効率がいいだろう。
そしてデモ活動。
こちらは規模が大きくなったら突如暴徒化して小沢支持運動を一気に過激化させるのだという。
そして「小沢支持運動」は「反政府運動」とレッテルを張られ、独立党がその中核であるということにされてしまうのだそうだ。
そしてその反政府活動鎮圧のどさくさでCIAに不都合な人間を抹殺するのだという。
しかしこれ、わざわざ小沢支持団体を準備して騒乱起こす意味があるのか?
それだったら「自称独立党員」や「自称心情党員」が「小沢支持の意志を表明するため」破壊活動でもやったことにして、それを独立党のせいにしちゃったほうが早いんじゃないだろうか。
とまあ、いちいち説得力に欠ける連想ゲームと妄想で謀略を「暴露」し、これらの運動と岡本氏をリチャード氏は非難し、彼のブログのコメント欄にはその流れに乗っかったコメントが寄せられた。
小吹氏はこの流れに対して岡本氏を擁護。
「O氏がどうのと言うのは、即刻やめていただきたい。私の友人です。私を攻撃するのと同じと思っていただく。」とコメント。
だが、これが独立党に対する利敵行為とみなされたことは間違いない。
2010年11月5日の記事「今日の夜、第2回のデモがあるようですが…..」にてリチャード氏は「独立党員と心情党員以外に「物事の真実」を分かった人などほとんどいませんから、「連携」がうまくいくとはとても思えない。」「全面的に正しいのはRK独立党だけであるので、他のすべての間違っている集団とどう連携していいのか、さっぱりわかりません。」などと、独立党以外の団体全てをにべもなく切って捨てている。
そのように他の団体を評価している(見下してるともいえる)リチャード氏にとって、小吹氏が他の団体の活動を擁護したことは立派な利敵行為と映ったであろう。
「個人の資格で署名やデモに参加する」ことまでは容認できたのだろうが、その団体に参加し、独立党と同等のものとして秤にかけたことは容認できないというところだろう。
コメント欄では独立党員と小吹氏がコメントの応酬を繰り広げていたものの、溝は埋まらず、12日をもって小吹氏は最近結婚したという相手の女性(独立党員)とともに脱会してしまった。
■小吹氏のリチャード・コシミズに対する評価
一方的で、根拠に乏しく、想像の領域を出ない疑惑によって謀略と決めつけられ、脱会することになった小吹氏は脱会の20日前の10月22日より個人ブログを開設している。
脱会前、このブログで署名・デモの説明や疑惑に関する釈明をしていた。
ここのブログに寄せられるコメントの中で、自分にありもしない疑惑をかけたリチャード氏に対して以下の様にコメントしている。
こちらのコメント欄にも、独立党の掲示板で私が管理承っていた頃、執拗な妨害者として規制をかけたアドレスからの投稿が目立ちます。
一度や二度は、いちおうの意見として掲載しますが、以後は規制、または削除します。
コシミズ氏が行ってきた真相究明の事跡は、否定されるべきではありません。
そのところどころに、おそらく間違いがあり、今、私についてのご認識が間違っているとしてもなお、これまで解明されてきた多くのことに、捨て去ってはならない、多くの人に認識されなければならない重要なことがらが、非常に多く含まれていることは変わらないのです。
それをも否定させようとする、一切の唆しには与しない、と言明しておきます。(「無題。 (11/16)」 コメント欄 2010/11/17 小吹氏投稿コメント)
読めばわかるとおり、一方的な疑惑をかけられていたとしてもなお、その言説を支持する立場を表明している。
また、彼と同様の工作員疑惑をかけられたのちに脱会した5人の幹部らに対しての評価を求められたときは次のようにコメントしている。
彼らは、私を陥れ手運営から追放しようとし、また東京と直接接触の乏しい関西の会員に、コシミズ氏の悪口をさんざんに吹き込み、組織略取を計りました。
また、会離脱してからは、思念体なるブログを立ち上げ、コシミズ氏への誹謗中傷を徹底して繰り広げました。
コシミズ氏が解明してきた、世界の支配構造や911の真相究明への貢献などは、いっさい評価に入れず、ひたすら悪宣伝に徹してきました。
私はそんなことはやっていないし、やるつもりもない。
あの連中と一緒にしないでいただきたい。
彼らは本当に裏切った。私は裏切っていないのです。(「無題。 (11/16)」 コメント欄 2010/11/18 小吹氏投稿コメント)
正直傍から見ていると小吹氏と5人組の両者にかけられた疑惑のレベルに差はないのだが、小吹氏からしてみれば、かつて脱会した5人は小吹氏に罷免を求めた立場なので「自分と同じ」という風に考えることはできないのだろう。
このあたり読んだ時点で「長年心血を注いできたビリーバーとはここまで信じるものなのか」と感心してたりしたのだが、その熱意にも限界が来たことをうかがわせる記事の更新があった。
11月28日投稿の記事「ことばだけでないのなら。」にて以下のように書いている。
疑いをかけるのは、いつでも誰でも、簡単にできる。
推定や「創作」や、断片的なほのめかしを用いて。
流言には、人間関係を根本的に破壊する危険性がある。
まともな指導者ならば、流言をいましめ、事実を慎重に確認するものです。
疑念をいきなり公衆にぶちまけるような方法はとらない。
まちがっていたらどうするのか。
この後の、私が抜けた団体で、いろいろクレームを並べてる方へ。
それでは、あなたが、運営実務をやってください。
あなたがおやりになってください。
主宰者が、主観的に「邪気」を感じたら、あなたがそれまで熱心にやっていればいただけ、かえって重い嫌疑をかけられることでしょうが。がんばってください。(「ことばだけでないのなら。」 2010/11/28 小吹 伸一 パーソナルログ)
■リチャード小説――小吹編
小吹氏の脱会から上記の記事に至るまで、リチャード氏がどのような記事を挙げたかを見れば、このような変化もうなずける。
小吹氏の脱会までは、コメント欄や記事においても小吹氏個人を攻撃するような発言は控えていたリチャード氏だったが、彼の脱会後には堰を切ったかのように攻撃的な「小説」を書きだした。
それが以下の3つの記事。
「朝のドラマシリーズ:「朝日に映える禿頭」」
「朝のドラマシリーズ:「朝日に映える禿頭」総集編(あのこれあくまでも小説ですので。過剰反応しないでね)」
「朝のドラマシリーズ:「朝日に映える禿頭」続編(あのこれあくまでも小説ですので。過剰反応しないでね)」
この3部作で小吹氏は徹底的にこき下ろされている。
いわく、情欲・金銭欲・権力欲を利用され、薬物で手なずけられた小吹氏は陰謀組織の側につくも、策略はすべて失敗。
最後はCIAに夫婦ともども始末されるという末路を描かれている。
特に小吹氏が自身のブログで「妻も同じです。大切に思ってきた人を裏切るぐらいなら、彼女は死ぬでしょう。」と発言したのを曲解して、“リチャードを貶めるために、彼女が身の潔白を証明しようと自殺するという謀略を企んでいる”と仄めかす文章まで飛び出してきたのを読んだ時にはさすがに引いた。
さらに小説の最後には「以上、事件事故予防小説からの抜粋でした」とある。
つまりこれは「こういう陰謀が予定されていたけど、自分がこうやってブログで暴露したから実行されることはありません。お前ら夫婦の身の安全を図った寛大さに感謝しろよ」という意味である。
ありていに言って「最悪」というやつだろう。
小吹氏は脱会後の記事でも決してリチャード氏の言説を非難したり、人格を攻撃するようなことはせずに、切々と自分の潔白だけを訴えていた。
おそらくリチャード氏やほかの独立党員がわかってくれる事を期待したのだろう。
しかし結局は理解されることなく、夫婦ともども侮辱するような「小説」を書かれ、「高い知性と高邁な精神の持ち主である」独立党員たちもそれに拍手喝采を送る始末。
陰謀論に集まった個人が、陰謀論で傷つき離れていく。
独立党はその歴史を今後も繰り返していくのだろう。
自業自得の感をぬぐうことはできないが、憐れみを感じるのもまた確かである。
おまけ――
現在、独立党では早くも次の犠牲者の糾弾が始まっている。
対象は在日朝鮮人で古参の独立党員である「ピョンヤンギャング」氏。
どうも小吹氏関連の記事に彼が書き込んだコメントがリチャード氏の猜疑心を刺激した模様。
きっかけは、ほとんどいちゃもんをつけてるようにしか思えない疑惑のかけ方で、小吹氏のケースや5人組のケースに比べるとずいぶんと地味であった。
しかしながら、話はその後スケールアップ。
他の女性会員が感じた「違和感」とやらが疑惑の補強材料として取り上げられ、ピョンヤンギャング氏の行った講演会の宿の手配などが謀略計画であるというような疑惑をかけられる事態に発展している。
工作員認定で抜けるのはこれで9人目(5人組+「みけねこ666」氏+小吹夫妻)になるのだろうか。
こうしてみると運営にかかわるクラスの会員に「工作員」入れ放題。
「24」のCTUより酷い危機管理能力である。
《参考文献》
CIA日本テロ:CIAさんのお書きになった「デモ」の台本?
今日の夜、第2回のデモがあるようですが…..
独立党某有力党員からの投稿です。
リチャード・コシミズ独立党党員・心情党員各位
一番印象に残ったコメント
海外英文サイト:「サイン収集キャンペーンは「RK独立党」と呼ばれているグループによって組織される」
独立党員・心情党員各位
印象に残ったコメントです。
「早くも本性を現した」といったご報告が多方面から入っています。
こんな差出人のメールが一斉配信されていた?
党歴の古いメンバーや署名・デモに参加した党員さんから、続々と「某ご夫妻から電話があった」との御報告。
「深く考えずに署名やデモに賛同・参加してしまった、友人を引き込んでしまった….」
朝のドラマシリーズ:「朝日に映える禿頭」
朝のドラマシリーズ:「朝日に映える禿頭」総集編(あのこれあくまでも小説ですので。過剰反応しないでね)
朝のドラマシリーズ:「朝日に映える禿頭」続編(あのこれあくまでも小説ですので。過剰反応しないでね)
(以上、「richardkoshimizu’s blog」掲載記事)
最近、コシミズ氏と独立党の動きが急で興味深く見ています。
情報統合思念体チームの騒動の記録を読んで、妄想度合いがかなり酷いと気がついたのですが、最近の動きは更に酷くなっているように感じます。
2chの国際情勢板に以下のような投稿があったのですが、こういう奇妙な行動は見ておられますか。
(私自身は動画を見る気がしなくて全く失礼ながら他力本願です)
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1287066480/
822 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2010/12/01(水) 18:58:39 ID:UyOJ+aat
最近動画を見るが、コシミズ、何があったの?
急に「妄想しなくてはその先にあるものが見通せない」といったり、
白板の資料を急にくしゃくしゃにしたり、
(特にびっくりしたのは
急に「みんなの党」の渡辺 喜美の写真で「何がモヒカンだ、日本人は七三だろ」といって、
ハサミで髪のとんがったところを切ったり、
意味なく、竹中の隣にバカボンのパパの絵をおいて
「そして竹中、違ったこっち、いやー似てたから」とわざとらしく指し間違えたりして、
はっきり言ってひいた)
いきなりカメラに向かって怒ったり、
極めつけは
「今の教科書に書いてある歴史はこいつら(ユダヤ人)がでっち上げた歴史で
こっち(コシミズの妄想)が正しい」、
「証拠なくても、すんなりするのでこっちが正しい」と歴史までケチをつけたことだ
もうここまでいくと、病人、しかも末期の重症だな。
まえから精神の病気だと揶揄されたが、もうリアルだな。
(『そよ風』の人をうつ病呼ばわれしていたけれど、あんたのほうが病は重いよ)
>ヲチぶれ太さん
今回の騒動をチェックするので忙しくて、京都での講演動画はまだ見ていません。
ただ、このような妙なパフォーマンス(あるいは悪ふざけ)は他の動画で見かけています。
講演の最中にテンションがあがって陰謀組織に向かって怒りをぶつけるかのようにしゃべることはしばしばあります。
>「証拠なくても、すんなりするのでこっちが正しい」と歴史までケチをつけたことだ
これに関しては日ユ同祖論について取り上げた動画(当ブログ記事「血統」参照)で似たようなこと発言していました。
「しっくりくるので正しい」とかそういう風な表現でした。
>もうここまでいくと、病人、しかも末期の重症だな。
>まえから精神の病気だと揶揄されたが、もうリアルだな。
リチャード氏が精神病罹患者かは医師ではないので断言は避けます。
しかし、「情報統合思念体」の記事「自分勝手な妄想は他人の不幸になる2」やリチャード氏の書いた記事「朝鮮邪教は、なぜ、ここまで気が狂ったように妨害するのか?」などを読む限り、「ネットジャーナリスト」を始めるよりも以前に、周囲の人間が彼を医者に見せたほうが良いと判断するような行動をとっていたであろうことがうかがえます。
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