虎・今成１軍昇格！ＣＳへ打線の起爆剤に

元気のない虎打線を、今成が起爆する！！【拡大】

　ＣＳ前に帰ってきたナリ～！！　夏場、快音を響かせまくった今成が、つながりに欠ける打線の起爆剤となるべく、戦いの輪に加わった。

　「しっかり（２軍では）打席にも立てましたし、振り込めた。頑張りたい」

　名古屋へ向かう新大阪駅で強い決意を語った。この日、関本が右臀部から腰にかけての張りを訴え、１軍選手登録を抹消された。新井、福留の状態が上がらず、打線の低迷が９カード連続勝ち越し無しの元凶となっている。だからこそ、この男が貴重なキーマンだ。

　今季８０試合に出場し、打率・２７２、１本塁打、１５打点。７月は打率・３８９を残し、月間ＭＶＰにもノミネートされるほどの活躍で、左ふくらはぎ痛で戦線離脱した福留の穴を埋めた。しかし９月に入って、ヒットは１本のみ。１９打席無安打となり、福留の復帰とともに出場機会が激減。１３日に“鳴尾浜行き”となった。ファームでは一塁の守備にもつくなど出場機会を増やし、打席数をこなして（５試合で１３打数３安打、打率・２３１）準備してきた。

　ＣＳファーストステージの相手が広島に決まったことで、より期待は高まる。今季鯉を相手に打率・４００（４０打数１６安打）、１本塁打、４打点を誇る今成。「たまたま甘い球が来ただけ」と謙そんするが、絶対的エースの前田健も同・５５６（９打数５安打）と打ちまくった。

　「いろんなところでチャンスはあると思うので。ＣＳもありますし、頑張りたい」

　秋の決戦へ。今成が虎打線の悩みを解決する。（渡辺　洋次）

（紙面から）