中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > グランパス > グラニュース一覧 > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【グラニュース】


ピクシー明言 チームてこ入れ

2013年9月28日 紙面から

 名古屋グランパスのドラガン・ストイコビッチ監督(48)が27日、川崎戦でのチームへのてこ入れを明言した。前日会見で「ある程度の変更を加えたい。守備、中盤、前線で」と語った。チームを支えてきたFW玉田、MF藤本、DF増川という主力3人が外れ、代わってFW永井が移籍加入後初先発、DF闘莉王が故障から復帰することが濃厚となった。

 リーグ戦2連敗、1カ月以上白星のない状況を受け、ピクシーが動いた。2日連続での非公開練習を終えた前日会見で、自らスタメン変更に触れた。「変更を加えたい。みなさんも上から見て、誰が良いか悪いかわかっているでしょう。彼らを使い続けるべきでしょうか。我慢強いですよ私も。でも最終的には限界もある」。停滞を打ち破るためのてこ入れを明言した。

 「大きな変更ではないが、守備、中盤、前線で」と指揮官。DFは右膝痛を抱える増川に代わって闘莉王の復帰が濃厚だ。MFは前節FC東京戦で球際での軽いプレーが目立った藤本に代わって運動量が持ち味の矢野となりそう。そしてFWは腰の痛みで調子を落としている玉田に代わって、FWでの出場機会を求める永井の復帰後初先発が濃厚だ。

 もちろん「最終的には私の責任」と語り、選んだ責任は取るつもりだ。ただ、「シーズンも終わりつつある。今後のことも考えなければならない。誰がチームに残るのか、残らないのか。それがプロの人生だ」とまで言った。優勝も降格も遠い11位。来季を見据えれば、3試合連続スタメンが濃厚な牟田だけでなく、永井や田口、磯村ら若手の起用にも意味がある。

 「もちろん中位に甘んじているつもりはない。最後の8試合、どのゲームも決勝戦のつもりで、順位を上げるためにやっていく」とも宣言した。このまま中位では終われない。そして来季につなげることもまた指揮官としての重要なミッションであることを、ピクシーはわかっている。 (宮崎厚志)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ