Updated: Tokyo  2013/09/28 07:11  |  New York  2013/09/27 18:11  |  London  2013/09/27 23:11
 

地球温暖化否定論者、ペース減速データ誤解-国連条約事務局長

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  9月26日(ブルームバーグ):国連気候変動枠組み条約のフィゲレス事務局長は、地球温暖化否定論者らが温暖化ペース減速のデータを誤解しているとの見解を示した。

フィゲレス氏は26日のインタビューで、人類が温暖化の原因を作っていることを否定する人たちは地球の気候に関する科学について「原始的な理解」しか持ち合わせていないと指摘した。国連は27日、気候変動に関する最新の評価報告を発表する。

同報告の草案によると、1998年以降、温暖化のペースは鈍化しているものの解氷で海表面がこれまでの見込みより速いペースで上昇するとの見通しが示される予定。 

フィゲレス氏は「気温が高めで横ばいになっているというと、科学的な理解を誤って伝えることになる。科学を極めて原始的に理解している」と述べた。

ブルームバーグが入手した報告の草案では、新データを基に2100年までの地球温暖化のペースは従来見通しより鈍化すると予想されている。8月12日付草案では地球の平均気温は2100年までにセ氏で0.3-4.8度上昇する見通し。07年には1.1-6.4度の上昇が予想されていた。地球の気温は産業革命以降、約0.89度上昇している。

原題:Climate-Change Deniers Misinterpret Data, UN’s FigueresSays(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:New York Jim Efstathiou Jr. jefstathiou@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Jon Morgan jmorgan97@bloomberg.net

更新日時: 2013/09/27 11:13 JST

 
 
 
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