米シカゴ連銀総裁:金融当局は刺激策継続を-インフレ低過ぎ
9月27日(ブルームバーグ):米シカゴ連銀のエバンス総裁は、インフレが低過ぎ、失業率があまりに高いことから、当局は過去最大規模の景気刺激策を推し進めるべきだとの考えを示した。
総裁は「一段の緩和が適切だ。最大の問題はゼロ金利制約が続いていることだ」と述べた。今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つエバンス総裁は、緩和策を最も積極的に支持する当局者の1人。
オスロでのパネル討論会でエバンス総裁は、刺激策が過度の熱狂や金融の不安定につながるとの懸念には、政策金利 の引き上げではなく規制措置で対応すべきだと指摘した。
資産価格バブルへの対応については、金利引き上げよりも「他に利用可能な手段があれば、それらを利用するのが極めて自然なことだと思う」と発言。「当局の物価目標を達成せずに利上げした場合、私の知る全ての理論からすればインフレは低下する」と続けた。
原題:Evans Says Fed Should Maintain Stimulus With Inflation TooLow(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Joshua Zumbrun jzumbrun@bloomberg.net
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更新日時: 2013/09/28 01:34 JSTニュース一覧
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