完全保存版『沖縄発SIN行き+国際線乗り継ぎ運賃修行』のすべて
その時の記事は<JAL-JGC修行は『沖縄発東京経由シンガポール』+『国際線乗り継ぎ運賃』が王道だよ>です。
今回はもう少し詳しく、タイムテーブルなども加えて解説しましょうね。
今回は完全保存版と題しての記事です。前回私自身がタイムテーブルを確かめないで書いておりましたので皆さんもおそらく不完全燃焼だったところもあろうかと思い詳しく解説いたします。
そしてちょっと大げさですけど『JAL修行の皆さんが知りたいけどどうしたら良いかわからなかった』と思われるところを書いてみますね。
❏手順
航空券は、WEBで予約発券はできませんので、電話ですることになりますが、まずは安い航空券があるか、WEBでさんざん確かめましょう。最安値はダイナミックセーバーのタイプFです。タイプEになると片道4000円アップ。ここまでが許容範囲かと思います。旅行ならともかく修行ですから安いほうがいいですね。
国際線はダイナミックセーバーのFタイプが最安値ですのでこれを探し「沖縄発東京経由SIN行き」をベースにします。
前後に国際線乗り継ぎ運賃の「東京−沖縄」と「沖縄−東京」をくっつけます。
航空券の構造は、以下のように3つの航空券から構成されます。
羽田−沖縄 国際線乗継割引運賃 5200円
沖縄−東京-SIN−東京−沖縄 ダイナミックセイバータイプF 72840円
沖縄−東京 国際線乗継割引運賃 5200円
合計 83240円(燃油などは全て込みの価格)
国際線乗り継ぎ運賃は5460円ですが、当日乗り継ぎなので免税になり税抜きだと片道5200円となります。
❏獲得フライオンポイント(FOP)
たぶん修行系でJGCを目指していたり、サファイア防衛を目指している皆さんには一番の関心事は、ここにあると思いますので、詳しく書きましょう。
・東京-沖縄 984☓2.0☓1.2+400=2762FOP
・沖縄-東京 984☓2.0☓1.2+400=2762FOP
・東京-SIN 1656☓1.5☓1.2+400=3381FOP
・SIN-東京 1656☓1.5☓1.2+400=3381FOP
・東京-沖縄 984☓2.0☓1.2+400=2762FOP
・沖縄-東京 984☓2.0☓1.2+400=2762FOP
合計 17,810FOP
※東京ー石垣は理論上は作れますが、タイムテーブルで考えると余計な日数がかかるため対象から外します。
※名古屋ベースの方は、16324FOPになります。
※大阪ベースの方は、16044FOPになります。
❏獲得マイル
マイルに関しては、ツアープレミアムに入っている前提で計算しましょう。
一般会員 サファイヤ会員 ダイヤモンド会員
・東京-沖縄 1230マイル 1968マイル 2214マイル
・沖縄-東京 1230マイル 1968マイル 2214マイル
・東京-SIN 4140マイル 6624マイル 7452マイル
・SIN-東京 4140マイル 6624マイル 7452マイル
・東京-沖縄 1230マイル 1968マイル 2214マイル
・沖縄-東京 1230マイル 1968マイル 2214マイル
合計 13200マイル 21120マイル 23760マイル
❏JGC取得へかかるコスト
上記のように、1回あたり83240円で17810FOPですから、3回でJGCが取得出来ます。
3回分の総額24万9720円で54430FOPですから、これはコストパフォーマンスが良いのか悪いのか私にはわかりません。すでにサファイヤの方が防衛するとすれば、63260マイルも獲得できますから、これを上手にeJALポイントに換えて支払いに充てるというのがよいでしょう。
獲得マイルの内、60000マイルほどをeJALポイントに換えたとすると90000eJALポイントになります。
約25万の総コストから9万円分を差し引くと16万円です。ロジック上は16万円でサファイヤを維持できるということになります。
ただし、この方法ですとマイルは残らないですけどね(笑)
ついでにダイヤモンド会員がダイヤモンド会員を維持するとしましょう。
6回ほどこのSIN修行を行うと想定すると、83240円☓6回=50万円が総コストです。106860FOP、142560マイルの獲得となります。獲得したマイルのうち14万マイルほどをeJALポイントに交換したとして21万eJALポイントになり、支払いに充当するとすると、29万円でダイヤモンド会員を維持できることになります。
でもね、こんなのあほらしいから皆さんはしないでください。
せっかく獲得したマイルをこんなことに使うなんてもったいないと私は考えます。
マイルの使い方や旅のスタイルは人それぞれなれど、会員維持のためだけの修行にマイルを全部使うなんてもったいないと私は思います。
❏タイムテーブル
下記の画像は、国際線部分の10月25日(金)-27日(日)の様子です。
沖縄発東京経由シンガポール行きで往路タイプF、復路タイプFが出てきますね。これで税抜き46000円+諸税で総額72840円になります。
(東京ーシンガポールの単純往復ですとタイプF/Fで税抜き36000円です)
これに国際線乗り継ぎ運賃部分をくっつける(約10400円加算)のですが、どうやってもトータルで4日かかるという悩みがあります。
旅行ならこれでいいと思いますが、修行なら4日かかるのはちょっと痛いですね。
今まで書いてきたことは、これはこれで正しいのですが、これで完全保存版であればちょっと物足りないですよね。
ここからが、まさに完全保存版の内容です。
どうしても不思議なことがあります。
東京発シンガポール行き、あるいは復路のシンガポール発東京行きのフライトはこれだけだっだでしょうか?
深夜便があったはずなのにどうして出てこないんだろう?
このことに気がついたら、もう正解はすぐそこにあります。
東京ーシンガポールにはこの往復3便があります。
上記のように沖縄発で見ると出てこないのですが、東京発SIN行きの単純往復で見ると、出て来る便があります。
SIN発01時55分の710便です。
この便が使えると復路を1日短縮して3日で完結できます。
このことに気がつくかどうかが、今回のノウハウの全てです。
それにしてもなぜ沖縄発だと出てこないのでしょうか。ほんと不思議ですよね。
以前から何度も書いてきていますが、JALのWEBはほんとプアです。
勝手な私の決め付けですが、JALのWEBシステムはプアだからとしておきます。
この深夜便、ダイナミックセーバー運賃の要件(ミニマムステイ2日以上)を満たしていますので羽田発が使えて地方発が使えないわけがない。
そうなんです、JALに電話で予約すればこの便が使えるんです。
そうすると、3日で完結しますよね。
NRT-SINは711便
SIN-NRTは710便
この組み合わせにするのです。この前後に沖縄を組み込むのです。
東京ベースでも、名古屋ベースでも、大阪ベースでもこの便を使うのです。
これが最大のノウハウなのです。
❏予約は電話でしましょう
さぁ、これでもう十分に理解できましたね。
さっそくJALへ電話して予約します。私は以下のようにダイヤモンドデスクのオペレーターさんに告げました。
1沖縄発東京経由シンガポール行きの便を予約したい。
2往路は金曜日に沖縄発にする。
3復路は2日後の日曜日にシンガポール発にする。
4基幹部分の国際線は、711便と710便にする。
5前後に国際線乗り継ぎ運賃を使い、往路は東京ー沖縄。復路は沖縄ー東京にして、3日間で完結したい。
6最良のフライトプランをご提示いただきたい。
そうして電話して出来上がった予約は、これです。
このまま乗る可能性があるので日程はブランクにしましたが、金土日の3日での予約です。
朝6時過ぎの羽田発はちょっと大変ですが、沖縄発成田行きに乗りたかったのでこのフライトになりました。
成田行きにこだわらず羽田行きにすればもう少し後の便でも大丈夫でしょう。
羽田についてリムジンバスで成田に向かい18時05分の成田発のシンガポール行きまでに間に合うようにすればいいのです。
MCT(ミニマムコネクティングタイム)は180分ですので15時05分までに羽田に戻る便であれば発券されます。
ただし、ディレイがあっては気持ちが焦り苦しくなりますので、早めの便にするのが良いでしょう。
デッドエンドですと以下の便です。
JL905 羽田(0845)ー沖縄(1125)
JL3942沖縄(1225)ー羽田(1440)
余裕をもったフライトだと以下の便です。
JL903羽田(0800)ー沖縄(1040)
JL906沖縄(1130)ー羽田(1345)
これで金土日の3日間でSIN修行が完結します。
料金は、航空券56400円+諸税27600円で合計84010円でした。
JALでSIN修行するなら、これがお得ですね。
注意点は、乗り継ぎ運賃は、キャンセルすると50%のペナルティ、加えて当日便の前倒しなどができません(電話ではそういわれましたが、HPでは前倒しが可能と書いてありますのでこれはオペレータさんの間違いのような気がする)。
また、電話では予約のみにしましょう。
発券はWEBですると余計な発券手数料(2100円)がかからないですからね。
今回はSINで検証しましたが、往路夕方便があるものの、復路で深夜12時以降の便がないBKKでは4日、SGNでも4日かかります。そして3日でできるのはシンガポールだけですのようです。
いかがでしたでしょうか、JALでFOP修行するならこの修行ルートが効率的です。
みなさんも理解されて使いやすくなりましたでしょうか。
※おまけ
名古屋ベースの方も結構いらっしゃるようですので、参考のためにベストな便名を書いておきます。名古屋ー沖縄路線は便数が限られますので、ほぼこの組み合わせになろうかと思います。
金曜日 JTA251 0750 名古屋 - 1000 沖縄
金曜日 JL3098 1045 沖縄 - 1315 成田
金曜日 JL0711 1805 成田 - 0025 シンガポール
日曜日 JL0710 0155 シンガポール - 0935 成田
日曜日 JL0917 1315 羽田 - 1605 沖縄
日曜日 JTA258 2000 沖縄 - 2210 名古屋
さぁ、これで3日間で修行してください。
僕は、3日はいやだな、ちゃんとシンガポールを楽しんで修行ではなく4日かけて旅行がしたいです。だってほら、すでに来期ダイヤは確定していますもの(笑)
完全保存版『沖縄発SIN行き+国際線乗り継ぎ運賃修行』のすべて をお届けしてきましたが、みなさんのお役に立ちましたでしょうか。
JGCを目指す方、JGPを目指す方、ダイヤを目指す方、はたまた会員ランク維持をお考えの方々へのささやかなプレゼント(修行情報)です。
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