米個人消費支出:8月は前月比0.3%増-4カ月連続のプラス
9月27日(ブルームバーグ):8月の米個人消費は前月比で増加し、これで4カ月連続でのプラスとなった。
米商務省が発表した8月の個人消費支出(PCE)は前月比0.3%増加。伸びはブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値と一致した。前月は0.2%増と、速報値(0.1%増)から上方修正された。8月の個人所得 は前月比0.4%増と、伸びはここ半年で最大となった。
PNCファイナンシャル・サービシズ・グループのシニアエコノミスト、ガス・ファウチャー氏は「個人所得がかなり増え、賃金も大きく伸びた」としながらも、今回の統計は小売業界にとっては「良くても、まあまあのホリデーシーズンにとどまる」ことを示唆していると述べた。
インフレ調整後ベースでのPCEは前月比0.2%増加。前月は0.1%増だった。
貯蓄率は4.6%で前月の4.5%から上昇。賃金・給与は0.4%増加した(前月は0.3%減)。インフレ調整後の実質ベースでの可処分所得は0.3%増えた。
PCE価格指数は前年同月比1.2%上昇。食品とエネルギーを除くコア指数も同1.2%上げた。
原題:Consumer Spending in U.S. Climbs 0.3% as Incomes Pick Up(2)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Lorraine Woellert lwoellert@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net
更新日時: 2013/09/27 23:02 JSTニュース一覧
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