訂正-UPDATE 2-消費者物価指数8月、前年比+0.8% ガソリン・缶詰値上げで08年11月以来の上昇
(本文6段落目の掃除機の下落幅を「同2.9%」から「同20.9%」に訂正します)
[東京 27日 ロイター] - 総務省が27日公表した8月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は、前年比0.8%上昇の100.4となった。3カ月連続のプラスとなり、上昇幅は7月の0.7%から拡大。ロイターがまとめた民間予測(プラス0.7%)も上回り、2008年11月(同1・0%上昇)以来の伸びとなった。ガソリンや電気代、缶詰などの値上げが主な要因で、円安を背景としたエネルギー価格上昇が幅広い品目に広がりつつある。
一方、同時に発表された東京都区部の9月消費者物価指数(生鮮食品を除く)は、前年比0.2%上昇したものの、電気代が昨年9月値上げされた反動により、上昇幅は8月の0.4%から縮小した。都区部の指数は全国の先行指標ともされており、全国の指数も今後上昇ピッチが緩やかになる可能性がある。
<ガソリン+13.2%、魚貝加工品+6.6%>
全国8月の総合指数は前年比0.9%上昇、食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く指数は同0.1%低下となった。 588の調査品目中43.7%が前年比で上昇、44.2%が下落、12.1%が横ばいだった。 主な上昇品目はガソリン(前年比13.2%)、電気代(同8.9%)、デスクトップ型パソコン(同24.4%)など。生産食品を除く食料は、7月前年比0.3%下落していたが8月は同横ばいに転じ、指数を押し上げ。缶詰など魚貝加工品が前年比6.6%上昇、ソーセージなどの肉加工品が同2.3%、コメ類が同2.1%上昇した。 一方主な下落品目は、冷蔵庫(前年比13.0%)やテレビ(同2.0%)、掃除機(同20.9%)(訂正)、洗濯機(同13.3%)などだった。
<都区部電気代+5.6%、8月の+13.9%から縮小>
9月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く)は前年比0.2%上昇の99.5と5カ月連続で前年比で上昇したものの、上昇幅は民間予測の0.3%を下回った。
総合指数は前年比0.5%上昇、食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く指数は同0.3%低下となった。
東京都区部の9月電気代は前年比5.6%上昇したが、8月の13.9%から大幅に縮小した。
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