H2Aで海外商業衛星受注&KSAT2完成へ
[09/27 18:34]
種子島から打ち上げが予定されているH2Aロケットに搭載する衛星について、三菱重工業は、海外から商業衛星を初めて受注したと発表しました。一方、同じくH2Aに搭載される純鹿児島産の衛星KSAT2は、完成間近となっています。三菱重工業によりますと、打ち上げを受注したのはカナダの衛星運用会社テレサット社の通信放送衛星「テルスター12V」です。三菱重工業は、去年5月に打ち上げたH2Aロケットに韓国の多目的観測衛星を搭載しましたが、海外から商業衛星の打ち上げを受注したのは今回が初めてです。「テルスター12V」は2015年後半に、種子島宇宙センターからH2Aの改良型機で打ち上げられる予定です。一方、これより前の来年初めに打ち上げが予定されているH2Aには、純鹿児島産の小型衛星「KSAT2」が搭載されますが、その組み立てが今、佳境を迎えています。「KSAT2」は、大気中の水蒸気を観測するため鹿児島大学の学生が中心となって製作している10センチ四方の衛星で、今月12日から組み立てがスタートし、作業が順調に進めば今夜にも完成する見込みです。「KSAT2」は、早ければ来年1月に種子島宇宙センターから打ち上げられます。 |

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