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汚染水の処理設備 試運転再開
9月27日 6時59分

汚染水の処理設備 試運転再開
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東京電力福島第一原子力発電所で、トラブルのため停止していた汚染水の新たな処理設備が1か月半ぶりに試験運転を再開しました。

福島第一原発では、汚染水からほとんどの放射性物質を取り除くとされる新たな処理設備「ALPS」をことし8月から本格的に運転する予定でしたが、試験運転中のことし6月、処理前の汚染水をためるタンクで水漏れが見つかり停止していました。
東京電力は薬剤などによる腐食が原因とみてタンクの内側に腐食防止のカバーをするなどの対策を進めていましたが、3つある処理系統のうち対策が終わった1つの系統で27日午前0時すぎから試験運転を再開しました。
残る2つの系統についても、ことし11月中旬までに順次、試験運転を始め、そのあとは1日およそ500トンの汚染水を処理できるようになるとしています。
東京電力は今後、政府の支援を受けて導入するより高機能の処理設備を含め、汚染水の処理量を少なくとも3倍の1日1500トンに高める計画です。
これらの設備は来年度中の完了を目標とする汚染水の処理の柱とされ、順調に稼働できるか注目されます。
ただ、トリチウムという種類の放射性物質は除去できず、処理した後の水を最終的にどのように処分するのか決まっていません。

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