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福島 汚染水漏れのタンク底に隙間9月26日 6時9分
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東京電力福島第一原子力発電所でタンクから汚染水が漏れだした問題で、タンクの底の部分ですでに見つかっていた鋼鉄製の板どうしをつなぐボルトの緩みのほかに、僅かな隙間があることが分かり東京電力でさらに詳しく調べることにしています。
福島第一原発では先月、4号機の山側のタンクから300トン余りの汚染水が漏れているのが見つかりましたが、発見から1か月がたった今も原因は特定できていません。
東京電力で、タンクの底の鋼鉄製の板の継ぎ目に泡ができる薬品を塗って、裏側から吸い取る試験を行ったところ、2本のボルトのすぐ脇に泡が吸い込まれる部分が見つかり隙間があることが分かりました。
今月20日の調査で、ボルトの緩みが見つかった場所ではなく、この2本のボルト自体は緩んでいなかったということです。
東京電力は「僅かな隙間でも大量の汚染水の重さで広がって漏れ出す可能性がある」として、この隙間から汚染水が漏れ出した可能性があるとみてさらに詳しく調べることにしています。
福島第一原発には、同じ構造のタンクが300基あまりあることから、東京電力は原因の特定を急ぐとともに別の構造のタンクへの変更についても検討を進めています。
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