- [PR]
ライフ
「うめきた」賑わい 基準地価、商業地は5年ぶりに上昇 大阪府
2013.9.19 18:58
[再開発]
大阪府が19日に発表した府内の基準地価は、商業地がプラス1・1%(前年マイナス0・9%)と5年ぶりに上昇に転じた。大阪駅北側「うめきた」の再開発などによる活性化が背景にあるとみられる。一方、住宅地は5年連続の下落だが、下落幅はマイナス0・4%(同マイナス1・1%)と縮小した。
調査は商業地や住宅地など778地点(7月1日現在、うち継続は756地点)で実施。上昇地点は146地点と前年の45地点から大幅増となる一方、下落地点も依然として360地点あった。
商業地で、変動率の幅が大きいのは、プラスが大阪市北区(6・4%)、福島区(5・3%)、天王寺区(5・0%)。マイナスは大正区(3・6%)、西成区と此花区(いずれも3・1%)。「うめきた」の再開発で梅田地区の人気が高まっている。
商業地の第1位は7年連続で北区梅田の「大阪第一生命ビル」。1平方メートル当たり808万円で前年比で7ポイント上昇した。
住宅地では、プラスは阿倍野区(1・4%)、北区、福島区、天王寺区(いずれも1・2%)。マイナスは豊能町(3・2%)、能勢町(3・0%)。駅から徒歩圏内にある住宅地で上昇地点が増加する一方で、利便性の低い徒歩圏外の住宅地では引き続き下落傾向が続き、住宅地の二極化傾向がみられた。
住宅地の第1位は14年連続で大阪市天王寺区真法院町で、1平方メートル当たり54万7千円。前年比で0・6ポイント上昇した。
関連ニュース
- [PR]
- [PR]