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全自動書き起こしbot「logmi(ログミー)」について

最近何かと話題のネット動画の書起しサービスの”logmi”に関しての質問です。

サイトの説明では、
"logmiは、全自動書き起こしbot「ログミーくん」によって運営されるサイトです。

Web上にある無料動画や音声の中から、みんなの役に立ちそうなものを独自のアルゴリズムによって見つけ出し、自動でクローリング、テキスト化していきます。"

とありますが、これに関してブロガーのイケダハヤト氏などは、同氏ブログ内で


"ぼくが知るかぎり、音声の自動文字起こしはそこまでの精度を担保してくれません。どこかで人の手が介在しないと、まともに読める文章にはならないものです。logmiがもしも「人の手を介さず、全自動で」書き起こしをしているとしたら、それはまさにイノベーションです。まぁ現実的には、この記述は半分冗談で、実際はクラウドソーシングを活用しているのかな…とは思いますが。"

と言及したりしています。

最近では、著作権に関しても色々と問題になっているようです。皆様に伺いたい事は2点です。

1.実際に全文書起しを自動でクローリング、テキスト化という技術を使っていると思いますか?(それともイケダ氏の言うようにクラウドソーシングなどを利用しているのでしょうか?)
2.著作権に関して、「イベント等の動画を許可せずテキスト化を行い、依頼を受けたら削除する」というLogmiの対応は、法律的には問題ないのでしょうか?


以上です。

皆様のご意見お待ちしております。




logmi_peron




参考:
http://logmi.jp/
http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/24211
http://matome.naver.jp/odai/2137171067279380301

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最も支持が多い回答

小笠原 みつき

小笠原 みつき  Lv.6

株式会社JX通信社 / 開発者

浅い知識なのですが、回答させて頂きます。私は、大学の研究室で機械学習を学んで半年がたったばかりの学部生です。

 

1.全文書き起こしを自動で行なっているか?

これを機械学習的なアプローチに落としこむと、「音声認識」と呼ばれます。僕の知る限りでも、「音声認識」の技術のみでこの程度の精度を出すのは厳しいです。

理由としては2つあり、「音声認識のトップランナーであるGoogleやMicrosoftが達成していない」「括弧などが補完されていて、音声認識技術だけでは達成できない」ことです。Youtubeの自動字幕を見たり、Windowsを音声操作してみれば、どれくらい酷い精度なのか伝わると思いますが、特にインタビューのような場合に間違いなく書き起こすというのは、かなり無理があります。

 

そこでイケダハヤト氏の予想するようにクラウドソーシングを活用するわけですが、ここには一つ間違いがあるように見えます。クラウドソーシングを活用していても、全自動で中国人に依頼するなどであれば、「(運営者としては)全自動書き起こし」です。

とんちみたいになってしまいますが、機械学習に関連する技術しか使っていないとは言ってません。

 

また、ここからは完全な推測になりますが、間違っている部分だけをクラウドソーシングしている可能性もあります。「音声認識」をしたあと、その文章が正しそうか間違っていそうかをWeb上の文書データと照合することで推測し、間違っていそうな部分だけをクラウドソーシングする、などです。実際にやってみないとできるかどうかわからないので、ただの推測です。

 

2.法律的に問題ないか?

私は法律の専門家ではないので、特に不正確な回答になるかもしれませんが、一応私の肌感覚でお答えします。

恐らく、著作権法としては“問題”になるでしょう。東浩紀氏も指摘しています

 

ただ、“問題”という言葉が少し曖昧で、“問題”ない、ということもできるかもしれません。

法律によって生ずる“問題”にはいくつか種類があります。「違法であること」「民事的な責を追うこと」「刑事罰が適用されること」などです(死刑執行しない法務大臣など、違法であっても罰則がないものもある、ということです)。

ログミーの著作権侵害の場合は民事的な扱いになると思うので、訴訟されなければ(実質的に)問題ない、ということもできるでしょう。

つまり「依頼を受けたら削除する」ことで訴訟されなければ、運営者としては“問題”ない、ということです。

「法律的には問題ない」の深読みで恐縮です。。。

 

以上、ご参考になれば幸いです。

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回答一覧 (2)

増田 真樹

増田 真樹  Lv.39

  TechWave / 編集長

アンサラーLv2


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クエスチョナーLv1


クエスチョナーバッジは質の高い質問者に与えられるバッジです。バッジレベルが上がると、投稿した質問が目立つようになります。

1. クラウドソーシングもしくは半クラウドだと思います。あくまで自分の印象ですが。
2. イベント内で「ツィートしてくださいね」というのが一般的な時代ではありますが、程度の問題だと思います。
法律的に厳密に言及することはできませんが、記事でやる「引用」の範囲内であれば許容されると思います。
ただ、全文であったり、引用ではなくその箇所そのものがコンテンツとなる場合は問題は出るかと思います。
情報を出す側との主従関係が壊れてしまうからです。

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Nao Miyasaka

Nao Miyasaka  Lv.9

リブセンス / 転職会議事業責任者
専門ではないので推測になりますが回答させてください。
もし著作権において問題があるとすれば、訴訟の数だけ損害賠償しなければならない訳ですし、損害賠償が認められないにせよ一回の訴訟で数十万のコストがかかることを考慮すれば、そもそも訴訟さえされないロジックがあると考えるのが自然ではないでしょうか。
おそらくプロバイダ責任制限法によって、権利侵害を指摘された際に対応すれば免責されるというロジックではないでしょうか。
おそらく全自動翻訳ではなく全自動翻訳botとしているのはまさにその点で、botと位置づけさえすれば、Googleがbotのクローリングによって著作権を侵害しても指摘された際に対応すれば免責されるように、logmiもbotだから同じように免責されるというロジックではないでしょうか。
あくまで推測にはなりますので、事実はわかりかねますが汗
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